ティム・クック氏、アップルが今年後半に「メイド・イン・アメリカ」製造基金のニュースを発表すると示唆

ティム・クック氏、アップルが今年後半に「メイド・イン・アメリカ」製造基金のニュースを発表すると示唆

Mike Wuertheleのプロフィール写真マイク・ワーテル

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アップルのCEOティム・クック氏は、米国内の3つのアップル工場についての質問には明確には答えなかったが、アップルが創出する雇用機会については「今年後半に」さらに発表すると述べた。

クック氏は、ドナルド・トランプ大統領がアップルが米国内に3つの製造工場を建設すると宣言したことなど、アップルと政府との関わりをめぐる質問に答えていた。アップルのCEOは質問を避け、大統領の発言には具体的には触れなかった。

しかしクック氏は米国の経済成長に対する「責任」を挙げ、アップルに直接的に、またアプリ開発者にも200万人の雇用を創出したと指摘した。

より具体的には、クック氏はアナリストに対し、5月に発表した10億ドルの先進製造業向けファンドについて言及した。また、ケンタッキー州のコーニング社への2億ドルの資金投入と、iPhoneの部品として世界中に輸出されるガラスについても言及した。

クック氏は、雇用創出と米国政府との連携についての会話を終え、アップルは今年後半に米国の雇用創出についてさらに発言する予定であると述べた。

トランプ政権は雇用創出をそのメッセージと戦略の根幹に据えており、大統領はアップルなどのテクノロジー企業に対し、米国内でデバイスを生産するよう繰り返し要請している。トランプ大統領は7月25日、アップルが米国内に3つの製造施設を建設する計画をしているようだと発表した。アップルは現在、製造工場を所有しておらず、そのような施設を建設する場合は、フォックスコンかそのほかの製造業者と提携する可能性が高い。

ウィスコンシン州に建設予定のフォックスコン工場が、トランプ大統領がアップルの工場だとした3つの工場のうちの1つであるかどうかは不明だ。報道によると、この工場はシャープのテレビ組み立て用であり、アップルの製品ではないという。

フォックスコンは、米国の複数の州に100億ドル以上の投資を計画していると報じられています。オハイオ州、ミシガン州、イリノイ州、インディアナ州、テキサス州が候補地として検討されています。

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