PalmのWebOSの通知システムのデザイナーがAppleに採用される

PalmのWebOSの通知システムのデザイナーがAppleに採用される

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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Palm の WebOS モバイル オペレーティング システムの開発に携わった主要人物の 1 人で、その非侵入型通知システムを設計した人物が、現在 Apple のシニア ユーザー インターフェイス デザイナーを務めている。

リッチ・デリンジャーは、Palmでユーザーインターフェースデザインアーキテクトとして約4年間勤務しました。在職中、WebOS通知システムを発明し、Palm Preに搭載されたオペレーティングシステムで使用されるアプリケーションフレームワークの共同開発に携わりました。

デリンジャー氏は WebOS のビジュアル デザイナー、インタラクション デザイナー、エンジニアでもあり、Palm、Sprint、その他のパートナー アプリケーション用のアイコン スイートを作成しました。

テクノロジー業界で15年以上の経験を持つデリンジャー氏は、LinkedInのページによると、5月にアップルに入社した。カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社では、1999年から2006年まで技術サポート、ウェブデザイン、そしてMac OS X、iPod、iPhoneのユーザーインターフェースデザイナーとして9ヶ月間勤務しており、今回が2度目の勤務となる。

「過去15年間、2つの会社で働いてきました」と彼は今週ツイッターに投稿し、6月1日には新入社員オリエンテーションに参加するとも述べた。「どちらの会社にも素晴らしい人たちがいて、素晴らしい仕事をしています」

苦境に立たされたスマートフォンメーカー、Palmは、4月にコンピューターメーカーのHPに12億ドルで買収されると発表されて以来、従業員の流出が続いている。HPは、WebOSの技術を活用し、AppleのiPadに対抗するタブレット型デバイスを開発する計画だと述べている。同社幹部は、スマートフォン市場への関心が薄れていることを示唆している。

「デリンジャー氏は、パームにおける小規模な人材流出の最新の例と言えるだろう」とパーム愛好家サイトPrecCentral.netは書いている。「ソフトウェアおよびサービス担当上級副社長のマイク・アボット氏がツイッター社へ、そしてwebOSの主要設計者マティアス・ドゥアルテ氏がアンドロイド社へ移った後に続くものだ。デリンジャー氏のアップル社での活躍を祈る」