疑わしいスライドリークは、Appleが「iPhone 8」で背面搭載のTouch IDを廃止したことを示唆している

疑わしいスライドリークは、Appleが「iPhone 8」で背面搭載のTouch IDを廃止したことを示唆している

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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フォックスコンのプレゼンテーションとされる疑わしいビデオによると、アップルはかつて「iPhone 8」で背面のTouch IDセンサーをテストしていたが、後にそのアイデアを断念したようだ。

8月14日付のスライドには「2017年型iPhone」という用語が一部使用されているものの、通常はコードネーム「Cyclops」でこの端末を指していると、中国の百度(バイドゥ)でこの動画を発見したリーカーのベンジャミン・ゲスキン氏は述べている。スライドが英語で書かれている理由は不明だが、関連会議に欧米の担当者が出席していたか、あるいは情報を見る必要があった可能性もある。

Touch ID センサーはコードネーム「Mesa」で呼ばれていると言われており、Cyclops のタイムラインを説明するスライドには、「Cyclops — ID 背面タッチの再配置」や「Mesa のカットアウトの再配置と水の浸入を阻止する問題による治具の再作業のため、Cyclops DVT キックオフが延期」といったテキスト スニペットが含まれています。

スライドショーによると、遅延のため、フォックスコンは「iPhone 8」の生産を8月まで増やせないと予想していたようです。これは、生産開始が遅れたという他の主張と一致しています。アップルの組み立てパートナーは通常、7月までに作業を開始し、発売に向けて十分な台数を確保します。

「Mesa」という名前は以前、背面Touch IDを搭載したiPhoneのテストの様子を映したWeibo動画に登場していました。複数の部品や回路図(おそらくプロトタイプ用)もその設計を裏付けるとされていた時期もありましたが、最近の報道によると、AppleはTouch IDを3D顔認証に置き換えるとのことです。

スライドショーの信憑性は疑わしい。偽造が比較的容易であることも一因だろう。また、この端末はエッジツーエッジのOLEDパネルを採用しており、物理的なホームボタンを設置するスペースがないことから、顔認証やAppleがTouch IDに何らかの解決策を講じた可能性も示唆されていない。

最終製品は9月12日の記者会見で発表される予定で、AppleInsiderがライブ中継する予定だ。