ケイティ・マーサル
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ニューヨーク・タイムズ紙は月曜日、匿名の情報筋の話として、ジョブズ氏が最近、普段は社内カフェテリアで昼食をとるところを、オフィスでとるようになったと報じた。また、ここ数週間は「ダウンサイクル」に入り、週に2日程度しかオフィスに出勤しなくなったという。
「ジョブズ氏は、肝臓移植を受けた人によく見られる免疫系の問題を抱えており、その結果、健康状態は頻繁に『浮き沈み』を繰り返す、と事情を知る人物は語る。この件について話す権限がなかったため、この人物は匿名を条件に話に応じた」と作家のミゲル・ヘルフト氏は書いている。
ジョブズ氏は月曜日早朝、従業員への書簡で、健康管理に専念するため休職すると発表した。CEOは引き続き留任し、アップルの「主要な戦略的決定」に関与する。
ジョブズ氏は自身の病状について具体的な言及を避けた。自身と家族のプライバシーを「尊重していただければ大変ありがたく思う」と述べた。アップルの共同創業者であるジョブズ氏は長年、自身の健康状態はプライベートな問題だと考えていると述べてきた。
ジョブズ氏は2009年6月に肝臓移植手術を受け、職場復帰を果たした。その後のインタビューでは前向きな姿勢を示し、健康状態は良好だと語っていたが、ニューヨーク・タイムズの報道は、同氏がここ数週間、苦境に陥っていることを示唆している。