ジョブズ氏:アップルはSECの調査対象ではない

ジョブズ氏:アップルはSECの調査対象ではない

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アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は今週、同社が現在抱えているストックオプション問題に関して初めて公に語り、同社は現在社内調査以外にはいかなる調査も受けていないと語った。

「我々は現在、主に自社の事業に集中しています」とジョブズ氏は火曜日に放送されたCNBCのインタビューで語った。「SECやその他の機関の調査対象にもなっていません。」

「しかし、報道でこの件が取り上げられている中で、我々は独自の調査を開始し、いくつかの不正を発見しました。調査は予定通り進められています」と彼は述べた。「そして、それほど遠くない将来に完了するでしょう」

ジョブズ氏は、アップルは「調査が終わるまでは実際には何も話さない」と付け加えた。それは調査員たちに「完全に独立した調査を行うという利益」を与えるためだ。

アップルの「ショータイム」イベントの後に放映されたインタビューの中で、ジョブズ氏はiPodの売上の季節性や同社の今後のホリデー四半期に対する期待についてもコメントした。

「次の四半期にiPodがどれくらい売れるかについては、かなり期待していますが、まだ未知の領域です」と彼は語った。「これほど売れた製品は今までにありません。ですから、経験しながら学んでいます。しかし、今のところは満足しています。」

最近、アップルは過去のストックオプション付与に関する不正を発見し、その結果、過去の財務諸表を修正する必要がある可能性が高いと発表した。

7月と8月の間、投資家らは同社を代表してカリフォルニアの裁判所に数件の訴訟を起こし、現職および元幹部と取締役らが共謀して利益を最大化するためにストックオプションを遡及付与したと訴えた。

ウォール街のアナリストたちは、この件に関して、ジョブズ氏がこのスキャンダルに関与している可能性は低いと述べている。しかし、少なくとも1人の元幹部が、この件を受けて弁護士の助言を得たと報じられている。