ロジャー・フィンガス
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クリスマス後にiPhone Xを購入したいと考えている顧客にはほとんど問題はないだろう。新たなデータによれば、米国のAppleストアの最大97%に同端末の在庫があるという。
ループ・ベンチャーズのアナリスト、ジーン・マンスター氏がAppleInsiderに共有したメモの中で述べたところによると、12月18日から25日までの1週間、Appleの米国271店舗のうち139店舗で在庫率が56%から97%に上昇し、平均75%に達したという。これは、前週の44%、その前の週の25%と比較すると低い数字だ。
8カ国では、25日までのAppleのオンラインリードタイムは約4日と言われている。これは18日の3日、そしてその週の平均5日で、前の週と変わらない。
マンスター氏は、iPhone Xは1月中旬に「世界的な需給均衡」に達するはずで、12月の需要の繰り越しにより、Appleの3月四半期は「小幅な増加」となるだろうと述べた。
「より大きな問題は、ウォール街がiPhone Xが今後数四半期にわたってASP(平均販売価格)にもたらすプラスの影響を過小評価していることだ。これはAppleにとってプラス材料となるはずだ」とマンスター氏は主張した。同氏はAppleの2018年度ASPを740ドルと予想したが、ウォール街のコンセンサス予想は705ドルだった。
台湾の経済日報は月曜日、Appleが次の四半期のiPhone Xの受注台数を5,000万台から3,000万台に削減すると報じ、これによりサプライヤーの在庫が減少する事態となった。しかし、Appleは通常、クリスマス後にはある程度の生産縮小を行う。