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AppleInsiderの取材によると、FileMaker社は今後数週間以内に、人材、プロジェクト、資産などを管理するためのベストセラーデータベーススイートの大幅なアップグレードを発表する予定だという。
ファイルメーカー8プロ
コードネーム「Napa」で知られるFileMaker Pro 8には、ワークフローと情報共有の改善を目的とした15以上の新機能が搭載される予定だ。中でも注目すべきは、FileMakerのデータをAdobe Acrobat(PDF)およびMicrosoft Excel(XLS)形式でエクスポートできる新しいPDF MakerとExcel Maker機能だと関係者は述べている。
さらに、このリリースでは、新機能「FastSend」を使ってデータベースの任意のフィールドの内容を瞬時にメールで送信したり、追加されたメールマージ機能を使って1人または複数の顧客にパーソナライズされたメッセージを送信したりできるようになると噂されています。情報筋によると、同様の「FastMatch」機能は、検索条件を入力しなくてもデータの一致を検索できるとのことです。
FileMaker Pro 8では、テーブルのインポート速度が高速化され、データベースとフィールドの関係を素早く文書化できる新しいリレーションシップグラフ機能も搭載される予定です。また、新しい配置ツールとタブコントロールツールは、複数のタブを備えたより見栄えの良いデータベースレイアウトの作成に役立ちます。
FileMaker Pro 8 に予定されている他の多くの機能の中には、マウスホイールのサポート、自動データ入力と補完、統合スペルチェッカー、より正確なデータ入力を保証するツールなどがあります。
ファイルメーカー 8 Pro アドバンス
FileMaker 8のリリースに伴い、FileMaker DeveloperはFileMaker Pro Advancedに名称変更されるとの情報があります。このリリースには、FileMaker Pro 8の全機能に加え、高度な開発およびカスタマイズ機能が含まれる予定です。
FileMaker 8 Pro Advanced を利用する開発者は、カスタムメニューやツールチップを追加するための新しいツールを利用できるようになると報じられています。また、データベーススキーマの概要を示すレポートを生成することも可能になります。
情報筋によると、新バージョンではキオスクベースおよびスタンドアロンのランタイムアプリケーションを作成するためのツールも提供されるとのこと。
同時テーブルインポート、より堅牢な計算、データベースを変更せずにスクリプトをテストする機能など、他にも導入される予定の高度な機能がいくつかあります。
FileMaker社は既に、2つのソフトウェアパッケージのリリースに合わせてパッケージとマーケティング資料を準備していると見られています。情報筋によると、小売パッケージはバージョン番号の更新を除き、バージョン7からほぼ変更されないとのことです。
FileMaker社は、8月の最終週に年次開発者会議を開催する予定です。FileMaker 8 Proが発表される可能性のあるこのイベントには、25カ国以上から1,000人以上の企業および独立系データベース開発者、コンサルタント、トレーナーが参加すると予想されています。