カスペルスキーによると、Macのフラッシュバック感染は3万件に減少したという。

カスペルスキーによると、Macのフラッシュバック感染は3万件に減少したという。

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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Appleがトロイの木馬を阻止するツールをリリースして以来、フラッシュバック感染は急減しているが、セキュリティ企業は今後さらに多くのマルウェアが登場する可能性があると警告している。

ArsTechnicaによると、カスペルスキー研究所の研究者は木曜日の朝に記者会見を開き、Flashbackに感染したマシンの数がわずか3万台に減少したことを明らかにした。これは、ピーク時の推定感染台数60万台、そして今週火曜日の推定感染台数14万台から大幅に減少したことになる。

AppleがFlashbackを駆除するためのJavaアップデートをリリースしたため、このトロイの木馬の脅威は限定的になっています。また、Javaをインストールしておらず、マルウェアの潜伏状態にある可能性のあるユーザー向けに、Appleは別途削除ツールも提供しています。

しかし、カスペルスキーの研究者たちは、Flashbackは単なる始まりに過ぎないと考えている。Appleは近年大きな市場シェアを獲得し、PC市場を凌駕し続けているため、ハッカーは今後もMacを標的にし続けるだろうと彼らは考えている。

「市場シェアは攻撃者のモチベーションを高める」とカスペルスキーの関係者は述べた。「ドライブバイダウンロードやMac OS Xを狙った大規模マルウェアの増加が予想される。Macに特化したエクスプロイトを含むクロスプラットフォームのエクスプロイトキットも増えるだろう」

Flashback 削除の予測 | 出典: Symantec

Flashbackトロイの木馬は、昨年9月に別のセキュリティ企業Integoによって初めて発見されました。このソフトウェアは、AdobeのFlash Playerインストーラーパッケージを装い、ユーザーを騙してインストールさせようとします。

今週初め、Microsoft Wordの脆弱性を悪用して拡散する新たなMac用トロイの木馬が発見されました。「LuckyCat」と呼ばれるこのトロイの木馬は、Javaの脆弱性を利用して標的のマシンに感染し、リモートユーザーがシステムを分析し、さらにはデータを盗み出すことさえ可能となります。