ウィリアム・ギャラガー
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AppleのiPhone 13
新たな調査によると、2021年10月、AppleのiPhoneの中国での売上は前月比46%増加し、同社は同国最大のスマートフォンメーカーとなった。
カウンターポイント・リサーチは、アップルが世界のスマートフォンの利益を独占しており、欧州でも同様の結果になる可能性があると以前に報告していたが、中国ではiPhone 13が独占していると述べている。
調査会社のアナリストによると、iPhone 13の販売台数は前月比46%増加したが、中国のスマートフォン市場全体は2021年10月に前月比わずか2%の増加にとどまった。
「特にPro版の供給不足がなければ、Appleはもっと利益を上げることができたはずだ」と、リサーチディレクターのタルン・パタック氏は述べた。「しかし、それでもAppleは他のOEMよりもサプライチェーンをうまく管理している」
パタック氏は、ファーウェイの衰退以来、中国におけるトップの地位は「交代し続けている」と指摘する。
「10月には市場の動向が再び変化し、Appleが2015年12月以来初めてOEMトップの座を獲得しました」とパタック氏は続けた。「これはiPhone 13シリーズの成功によるもので、中国ではiPhone 12シリーズよりも低価格で発売されました。」
2021年10月の中国のスマートフォン販売台数(出典:カウンターポイント・リサーチ)
「中国市場は全体的に今年を通して低迷しており、Appleの成長は明るい兆候だ」と、シニアアナリストのヴァルン・ミシュラ氏は付け加えた。「これは、中国のスマートフォンユーザーが急速に成熟し、よりハイエンドな端末の購入を検討していることを示しており、ブランドにとって良い機会となる可能性がある」
「供給チェーンも、品不足の中、よりハイエンドで利益率の高いデバイスを優先している」とミシュラ氏は続けた。
また、この品不足により、Apple はアジア全域の需要を満たすのに十分な iPad と iPhone を生産するのに苦労しているとの報道もある。