スラッシュレーン
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コダックは以前、保有特許の10%に相当する1,100件の売却を検討していると発表している。ウォール・ストリート・ジャーナルが火曜日に確認したところによると、これらの特許の一つは、コダックがアップルとRIMに対して起こしている訴訟の根拠となっている画像プレビュー技術に関するものだ。
この画像処理会社は、過去2四半期にわたり特許訴訟収入が「枯渇」したため、「現金調達に熱心」になっていると言われている。
「コダックは、投資家がコダック自身の株式を大量に買収することで、同社の時価総額6億5000万ドルを超える可能性のある特許の支配権を得ようとするのではないかと懸念していると、事情に詳しい人物が述べた」と、作家のダナ・マティオリ氏は書いている。
コダックの幹部は、特許を高額で売却することで苦境を打開できる可能性があると考えている。同社は最近の第2四半期決算で、1億7900万ドル(1株当たり67セント)の損失を計上した。
Appleに対する最初の法的攻撃は、2010年1月に米国国際貿易委員会(ITC)に対して行われた。iPhoneが画像プレビュー特許を侵害していると訴えられたのだ。Appleは、この訴訟に勝訴すれば10億ドル以上の特許使用料を獲得できると期待していた。
しかし、訴訟における数々の挫折により、コダックの幹部は状況の再評価を迫られている。1月、連邦委員会の判事は、特許が「先行発明の明らかなバリエーション」であるため無効であるというアップルとRIMの主張を認めた。委員会は先月、この判決の一部を支持する一方で、一部の請求については8月の最終判断を待つため行政法判事に差し戻した。
カメラフィルム市場の衰退に直面したコダックは、デジタルイメージング企業への移行に苦戦する中で、豊富な特許ポートフォリオを収益源として活用することにした。同社は、LG、モトローラ、ノキア、ソニー・エリクソンなどの携帯電話メーカーを含む約30社にデジタルイメージング技術のライセンス供与に成功している。