AppleInsiderスタッフ
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新たな報道によると、フランスのグルノーブルに設立されるアップルの新しい研究センターは、同社の将来のiPhoneやその他の製品に搭載されるカメラの性能向上を目指し、画像技術の向上に重点を置くことになるようだ。
アップル社はすでにこの地域にチームを設立していると言われているが、地元のブログ「iPhon.fr」が最初に発見したフランス語の出版物「ledauphine.com」によると、約30人を雇用する800平方メートルの新しい施設で存在感を拡大する予定だという。
木曜日の報道によると、この新しい研究開発施設は、カメラ関連の部品を共通化していることが多いiPhoneとiPadの両方に搭載されるイメージセンサーに重点を置くとのことだ。特にiPhoneのカメラ性能は、テレビ、印刷物、看板などで展開されている「Shot on iPhone」広告キャンペーンからもわかるように、Appleにとって重要なセールスポイントとなっている。
Appleがグルノーブルの拠点を選んだのは、同地域に生産拠点を持つSTマイクロエレクトロニクスとの継続的な提携関係が理由と言われている。STマイクロエレクトロニクスは、iPhone、iPad、Apple Pencilなどのデバイスの動きを検知するジャイロスコープをはじめ、Appleデバイス向けに様々な部品を供給している。
iPhone 6sシリーズを含むAppleの最新スマートフォンは、写真や動画の撮影時に手ブレなどの要因を補正するために、ジャイロスコープとMシリーズモーションコプロセッサのデータを利用しています。iPhone 6sではソフトウェアによる手ブレ補正機能によって実現され、より大型のiPhone 6s Plusではハードウェアベースの光学式手ブレ補正機能が追加されています。iPhoneのジャイロスコープは、パノラマ写真の合成にも使用されています。
リークされた部品によると、4.7インチモデルはカメラの開口部が著しく大きくなり、5.5インチの「Plus」モデルは画質が大幅に向上したデュアルレンズを搭載すると予想されており、カメラ技術はAppleの次期「iPhone 7」の大きな焦点になると予想されている。