ティム・クック氏がトランプ大統領に2019年Mac Proの最初の組み立てライン完成品を贈呈

ティム・クック氏がトランプ大統領に2019年Mac Proの最初の組み立てライン完成品を贈呈

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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水曜日に発表された情報開示声明によると、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、提携メーカーのフレックス社で生産ラインから出荷された最初の2019年型Mac Proをドナルド・トランプ前大統領に贈呈した。

トランプ大統領は2019年末、テキサス州オースティンにあるフレックス工場を視察し、アメリカの生産力を強化するという政権の公約を裏付けた。アップルは少なくとも2013年からフレックス工場でMac Proを製造している。

フレックスとアップルの新しいオースティンキャンパスへの訪問は十分に報道されているが、クック氏へのMac Proの贈呈品は、ニューヨークタイムズの記者デビッド・エンリッチ氏が取り上げた財務開示レポートで本日初めて明らかにされた。

文書によると、Mac Proは「テキサス州オースティンのFlex Factoryで初めて製造された」もので、価格は5,999ドル。この価格はMac Proの基本構成を示唆している。

申請書には贈呈の日付が記載されていないが、クック氏がオースティンでのトランプ大統領との会談直後にマックを贈った可能性が高い。トランプ大統領は、アメリカ製製品を紹介するために行われた工場見学に、娘のイヴァンカ・トランプ氏とスティーブ・ムニューシン財務長官に同行した。

「良い点は、(クック氏)は関税を心配する必要がないことだ。米国で建設すれば関税を心配する必要がないからだ。それが人々が米国に来る決断をする助けになる」とトランプ氏は当時述べた。

クック氏はインタビューで、アップルが「ここまで来る」のを支えてくれたトランプ政権に感謝の意を表し、「彼らなしでは不可能だった」と述べた。具体的な支援内容は明らかにしなかったが、その年、米国通商代表部(USTR)はMac Proに関連する複数の関税免除を認めた。

親密な関係ではなかったものの、クック氏はシリコンバレーの同僚たちよりもトランプ大統領と交渉する意欲があり、この戦略はトランプ大統領の対中関税の影響をかわすのに有効であることが証明された。

トランプ大統領は時折、アップルの米国における製造業とインフラへの投資を政権の成功例だと言及していた。