エヴァン・セレック
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Appleのパスワード
macOS Sonoma は最近最初のパブリックベータ版をリリースしましたが、それに合わせて Apple はパスワードマネージャー機能をサードパーティの Web ブラウザーに導入しています。
Appleは、自社のソフトウェアやアプリ内だけでなく、パスワード管理を容易にしたいと考えています。例えば、2021年にはWindows版Google Chrome向けの公式iCloudパスワード拡張機能をリリースし、iCloudキーチェーンの利用範囲を広げました。
AppleはWindows版Microsoft Edgeにも同じ拡張機能を提供しています。どれもとても使いやすいです。
そして、この取り組みは今年後半に予定されているmacOS Sonomaのリリースにより、さらに拡大されます。macOS Sonomaの最初のパブリックベータ版では、MacのChromeにiCloudパスワード拡張機能を追加できるようになります。
この機能は WWDC ウィーク中に発表されましたが、パブリックベータ版がリリースされた今、Apple のパスワードチームのメンバーがこの機能について再度強調しました。
— リッキー・モンデロ (@rmondello) 2023 年 7 月 12 日macOS Sonoma は、「iCloud パスワード」ブラウザ拡張機能により、Google Chrome、Microsoft Edge、その他のブラウザの拡張機能ストアに Apple のパスワード マネージャーを導入します。
macOS Sonomaのパブリックベータ版または開発者ベータ版をご利用の方は、今すぐお試しください![1/n] pic.twitter.com/stkbQqFtfx
Mondello 氏は、追加の拡張機能ストアに対するサポートが存在すると指摘しており、これは iCloud パスワード拡張機能が将来的には Windows と同様に Mac 上の Edge などの Web ブラウザーでも機能するはずであることを意味します。
Mac 上の Chrome 用の iCloud パスワード拡張機能は、macOS Sonoma の最新の開発者ベータ版でも利用できます。
この拡張機能は、単なるパスワードの保存にとどまりません。Webブラウザ使用時にウェブサイト上のパスワードを自動入力する機能や、ワンタイムコードの自動入力機能も備えています。QRコードを右クリックするだけでコード生成の設定が可能で、新しいパスワードの保存もサポートされています。
もちろん、保存したパスワードは iCloud で利用できるため、Apple ブランドの製品でも利用できるようになります。
Appleがパスワードの使用をスムーズにするために行っている取り組みはこれだけではありません。macOS Sonomaでは、Safari内からパスワードやユーザー名を簡単に共有できるため、ユーザーが追加でクリックすることなく、家族や友人がすぐに情報にアクセスできるようになります。
macOS Sonomaは2023年秋にリリースされる予定です。