非公式のテストにより、Appleマップの到着時間は、優れたユーザーエクスペリエンスを提供するために「意図的に控えめ」であることが判明

非公式のテストにより、Appleマップの到着時間は、優れたユーザーエクスペリエンスを提供するために「意図的に控えめ」であることが判明

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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画像クレジット: iGeneration

3つの主要カーナビゲーションアプリ(Apple Maps、Google Maps、Waze)を対象にした数か月にわたる準科学的なテストの結果、Appleのソフトウェアは定期的に移動時間を過大評価していることが判明した。これは、ドライバーが時間通り、あるいはそれよりも早く到着するのに役立つ可能性がある。

アドビのシニアマネージャー、アルトゥール・グラボウスキー氏によると、Googleマップと比較すると、Appleの推定移動時間は通常8%長かったという。同氏は2017年の「大半」をこれら3つのアプリのデータ収集に費やしたという。しかし一方で、Appleマップの実際の到着時間は、ソフトウェアの予測よりも平均1%早かった。

「言い換えれば、Appleはユーザーが平均して予測時間通り、あるいはそれよりわずかに早く到着するように、予測を甘く見ているのです」とグラボウスキー氏はコメントした。同氏は、Appleは優れたユーザー体験を提供するために「意図的に保守的」になっていると主張した。

アップルの誤差調整後の推定移動時間はグーグルマップより平均5パーセント長かったが、グーグル自身のWazeとは6パーセントの差があった。

「目的地に一番早く着きたいなら、Googleマップを使いましょう」とグラボウスキー氏は結論づけた。「ナビゲーションアプリで正確な予測を得て、時間通りに目的地に到着したいなら、Appleマップを使いましょう。目的地に早く着くと思えば通勤時の不安が和らぐなら、Wazeを使いましょう」

しかし、同幹部は、テストはすべてサンフランシスコ・ベイエリアで行われ、ルートの3分の1は自身の通勤ルートだったことを認めた。また、企業はルートアルゴリズムを絶えず変更しており、運転者の行動の違いが所要時間に影響を与える可能性があることも認めた。

導入から5年以上が経過した現在でも、AppleマップはiOS App Storeで最もダウンロードされているナビゲーションアプリであるGoogleマップの影に隠れている。Wazeは2位だ。