インドのウィストロンのiPhone工場、12月の暴動後生産を再開

インドのウィストロンのiPhone工場、12月の暴動後生産を再開

アンバー・ニーリーのプロフィール写真アンバー・ニーリー

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アップルのiPhone生産パートナーであるウィストロンは、12月の暴動により工場閉鎖を余儀なくされた後、インドのナラサプラにある施設で生産を再開した。

ウィストロンは、2020年12月中旬に発生した暴動の後、ついにカルナタカ州コラー地区のインド工場での製造を再開した。

インディア・タイムズによると、同社は事業をゆっくりと進めており、今のところ従業員数は6,000人のみで再開することを選択したという。以前は12,000人の従業員で事業を展開していたが、全従業員の身元調査を実施した後、徐々に規模を拡大していく予定だ。

インド政府は労働者らと話し合うために施設を訪問し、暴力に訴える前にまず当局に連絡するよう求めた。

カルナタカ州のジャガディッシュ・シェッタール産業大臣は労働者に対し、暴力事件は地域の成長を損なうだけだと語った。

12月、工場労働者たちは、ウィストロン社が約束したとされる賃金が支払われていないとして暴動を起こし始めた。従業員たちは、約束された額から最大42%もの減額を受けたと主張し、エンジニアたちは月給2万1000ルピー(約285ドル)が1万2000ルピー(約163ドル)に減額されたと主張した。

従業員らは不当な扱いに対する抗議として、ガラスを割り、車をひっくり返し、工場の設備を破壊した。

同社はAppleから保護観察処分を受けており、WistronはAppleの満足のいくよう状況の改善に尽力していた。施設の調査により、Appleのサプライヤー行動規範に複数の違反が明らかになった。