マイク・ピーターソン
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クレジット: Apple
アップルの年次世界開発者会議の開催には同社に年間約5000万ドルの費用がかかっていると、アップルフェローのフィル・シラー氏が月曜日に証言した。
長年Appleの幹部を務め、App Storeの責任者でもあるシラー氏は、Epic Games対Appleの裁判での証言の中で、WWDCの費用はApp Storeに請求されていないと述べた。COVID-19以前は、シラー氏はAppleが開発者にチケット1枚につき1,500ドルを請求していたと述べていた。
Appleフェローはまた、開発者がAppleのエンジニアからのサポートを受けながらアプリケーションを開発できるよう、クパティーノの巨大テック企業がApple Parkキャンパス内に開発者施設の建設に取り組んでいると述べた。このプロジェクトはAppleの施設部門が担当するため、WWDCと同様に、App Storeの運営に直接影響が出ることはない。
シラー氏は月曜日の証言の中で、Appleが現在5,000人の人員をAppleへの返金業務に投入していることを指摘した。また、Appleには返金が行われたことを開発者に知らせ、製品やサービスの提供を停止できる仕組みがあることも指摘した。
シラー氏はまた、Appleの開発者契約を擁護した。契約はすべての開発者に平等に適用されるため、大企業がより良い条件を交渉することはできないと彼は述べた。しかし、開発者が申請できるプログラムがあり、Apple Walletとの連携やTestFlightのサポートといった追加ツールを利用できる。
Apple幹部はまた、開発者向け年間99ドルの料金設定は、3,500ドル以上だった以前の開発者プログラムにおける障壁を取り除くための取り組みだと述べた。シラー氏は、99ドルの料金は定額であり、非営利団体、教育機関、政府機関は免除されると述べた。また、これは質の高いアプリを確保するための重要な取り組みでもあると付け加えた。
「99ドルを払ってもらうほど重要なことなんです」とシラー氏は述べた。同時に、支払いを望まない人たちに対しては、「ストアで質の高いアプリを作ることに本当に真剣に取り組んでいるんですか?」と問いかけた。
アプリ開発の詳細から少し逸れるが、シラー氏は、App Storeは2019年だけで約4000億ドル相当の物理的な購入を生み出したと述べた。Appleは商品の到着を保証できないため、これらの購入から手数料を受け取っていないとシラー氏は述べた。
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