ニール・ヒューズ
· 1分で読めます
FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、クレイグ・バーガー氏は投資家向けメモの中で、アップルの海外サプライチェーン関係者の話として、アップルがいわゆる「iPad 2 Plus」を今年後半に発売する可能性があると述べている。バーガー氏によると、部品メーカーはアップルからそのようなデバイスに関する見積もり依頼を受けているという。ただし、生産スケジュールは確定していない。
「アップルはiPadのディスプレイ解像度を現在の132ppi(1インチあたりのピクセル数)から『iPad 2 Plus』では250~300ppiに移行する可能性があると聞いている(iPhone 4の画面は326ppiである点に注意)」とバーガー氏は書いている。
しかしバーガー氏は、共有された情報は「興味深い」ものの、新型iPadが今年発売されると「完全に信じる」前に、新しいハードウェアモデルに関するさらなる情報を聞く必要があるとも警告した。
新モデルに関する最新の示唆は、Appleが今年10月にいわゆる「iPad 3」を発売するという報道から1週間も経たないうちに飛び込んできた。しかし、バーガー氏の情報筋が正しければ、噂のデバイスは本格的な第3世代iPadではなく、iPad製品ラインナップの拡張版となるだろう。
バーガー氏は、今年の年末商戦期に「iPad 2 Plus」が発売されれば、LGやサムスンなどのサプライヤーの画面生産に制約が生じ、2011年第4四半期の生産量が減少する可能性があると述べた。同氏は、これらの企業が高解像度画面の生産を直ちに増強するのは「おそらく困難」になるだろうと述べた。
バーガー氏は以前、アップルが第3世代iPad向けにさまざまなタッチスクリーンソリューションを評価していると聞いていたが、そのハードウェアのプロトタイプは2012年初頭まで作られないと予想されていた。
iPad 2は3月に発売され、Appleはすぐに供給不足に直面しましたが、その後状況は緩和されました。FBR Capital Marketsは2011年第2四半期のiPad 2の生産台数を1,080万台と予測しており、Bergerは第3四半期の生産台数を1,700万台と予測しています。
「2011年の最初の3四半期におけるiPadの総生産台数は3,250万台に達しており、年間生産台数4,000万台から4,500万台という目標は、再び達成可能というだけでなく、もしかしたらそれを上回る可能性もある」と同氏は述べた。「最近のiPad生産台数データの変動を踏まえ、引き続き現場調査でプラス面、マイナス面の修正がないか注視していく」