ロジャー・フィンガス
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現在の 4K 映画の 1 つである『グリーン・デスティニー』。
Google は新しいオープンソース ビデオ コーデック VP10 に取り組んでおり、これにより 4K ビデオに必要な帯域幅が VP9 の半分に、Apple が現在推奨する圧縮形式 H.264 の 4 分の 1 に削減される予定です。
CNet の報道によると、VP10 では、より広い色域、より高速なフレームレート、ハイライトとシャドウ間のより優れたダイナミック レンジなどの特性を含め、前モデルに比べてさまざまな視覚的強化が提供される予定だという。
GoogleはYouTubeやChromeなどのプラットフォームで4KにVP9を使用していますが、Appleデバイスの影響もあり、H.264も事実上業界標準となっています。しかし、Samsung、MediaTek、Nvidia、BroadcomなどのチップメーカーはVP9のサポートを約束しており、2015年モデルの多くのテレビにはVP9対応デコーダーが搭載されています。
VP10 は 2 年先にリリースされる予定で、解読には VP9 よりも約 40 パーセント多くの作業が必要になると言われています。
当面、VP9の主な競合相手はH.265(HEVCとも呼ばれる)となるだろう。VP9と同等の性能を提供するものの、HEVC Advanceグループが要求する高額な特許使用料によって、Googleは優位に立つ可能性がある。この特許使用料は、HEVCでエンコードされた動画から生じる収益全体の0.5%に相当し、モバイルデバイス1台あたり80セント、テレビ1台あたり1.50ドルの料金も課せられる。一方、H.264とH.265の両方を開発しているMPEG LAは、H.264デバイス1台あたりわずか20セントを請求している。他の企業も特許使用料を要求する可能性がある。
Cisco と Mozilla は、Thor と Daala として知られる代替コーデックを開発しており、さらに VP10 とほぼ同時期に予定されている NetVC と呼ばれるロイヤリティフリーの標準についても協力しています。
Apple はまだ 4K の世界に本格的に参入していないが、次世代の iPhone は 4K 録画をサポートすると考えられており、まだ販売はされていないものの、同社は iTunes 用の 4K 素材をひっそりと蓄積している。