サム・オリバー
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多くのアップル観測者は、同社が比較的静かな6月四半期に前年同期比で堅調な成長を示すと予想しているが、注目は、iPhoneとiPadのアップデートが間近に迫っていること、Beats買収の完了見込み、そしていわゆる「iWatch」の可能性などを踏まえ、新CFOのルカ・マエストリ氏が示す秋に向けたガイダンスに集まるだろう。
コーウェン・アンド・カンパニーのティモシー・アーキュリ氏は、月曜日朝の投資家向けレポートで、アップルの見通しについて強気な見方を示し、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社の業績がウォール街のコンセンサス予想を上回ると予測した。同社は1株当たり利益を1.17ドル、売上高を366億ドルと予想している。売上高は前年同期の354億ドルから減少している。
アルキュリ氏は、サムスンのGalaxy S5などの競合製品に対する「低迷した需要」と、中国本土を含む成長市場における高速LTEワイヤレス接続の普及により、AppleのiPhone販売台数は最大3,800万台に達した可能性があると見ている。一方、Appleが6月までに販売したとされるiPadの台数は1,250万台で、前年同期の1,460万台からわずかに減少したことになる。
一方、パイパー・ジャフレーのジーン・マンスター氏は、iPhoneの販売台数が3,500万台から3,600万台、バッテリー容量が1,400万台から1,500万台に達し、売上高が380億ドル(前年比7パーセント増)になると予測している。
両アナリストは、Appleの次世代製品の発売スケジュールの証拠として、同社の9月のガイダンスに注目している。マンスター氏は、いわゆる「iPhone 6」が9月下旬に発売されれば、Appleの四半期売上高は最大20億ドル増加し、410億ドルに達する可能性があると見ている。
アナリストがクック氏とマエストリ氏に追及するであろう他の話題としては、アップルによる30億ドルのビーツ買収(クック氏は以前、第4四半期の売上高増加につながると述べていた)や、最近実施した1対7の株式分割の効果などが挙げられる。また、コンピューティング大手IBMとの新たな企業向け提携も議題に上がる可能性が高い。
AppleInsiderは、7月22日に行われるAppleの第3四半期決算発表(同社がマエストリ氏を率いて初めて行うもの)のライブ中継を配信する予定だ。