ニール・ヒューズ
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あるアナリストは、AppleとGoogleのうち、iPhone向けGoogle Mapsのリリースで最大の勝者はおそらくGoogleだろうと考えている。
ニーダム・アンド・カンパニーのチャーリー・ウルフ氏は、GoogleマップがApp Storeのサードパーティ製アプリという形でiOSに復活したことを、Appleにとって「一長一短」だと評した。ウルフ氏は、より決定的な勝者はGoogleだと見ている。同社は今週、マップアプリを40カ国以上、29言語でリリースした。
「iPhoneのマップアプリはGoogleにとってWin-Winだと考えている。なぜなら同社は今後、このアプリを使用するiPhoneユーザーから位置情報に基づく広告やその他の収益を得ることができるからだ」とウルフ氏は金曜日の投資家向けメモに記した。
同氏は、アップルにとってプラスとなるのは、Google マップが利用可能になり、ターンバイターン方式の道案内も加わったことで、iOS 6 と iPhone 5 を取り巻く世間の否定的な認識をいくらか和らげるのに役立つだろう、と述べた。
「そもそも市場に出せる状態ではない製品をリリースするというアップルのよく知られた失策のせいで、これまでiPhoneを避けてきた相当数の新規ユーザーをiPhoneに引きつける可能性がある」とウルフ氏は語った。
しかし、彼はまた、App Store での Google マップのリリースにより、ユーザーを自社のマップ アプリケーションから遠ざけ、Apple に損害を与える可能性もあると認めた。
「アプリケーションの品質向上にはユーザーからの意見が重要であり、iPhoneユーザーがGoogleマップに殺到しているため、Appleは自社のマップアプリに関するフィードバックをあまり受け取らないことになるだろう」と同氏は述べた。
Appleが地図事業に参入したことにより、モバイルマップへの新たな焦点が置かれ、App Storeにおける競争が激化しました。特に注目すべきは、Nokiaが先月、Appleのマップにユーザーが失望したことを受けて、市場を席巻しようと新たなマップ「Here」を発表し、市場に参入したことです。
しかし、9月のiOS 6リリース以前からAppleのiOSマップアプリに搭載されていたGoogleマップは市場リーダーであり、iPhoneへの復帰は大きな期待を集めていました。そのため、無料のGoogleマップは水曜日以降、App Storeで最もダウンロードされたアプリケーションとなっており、YouTubeとGoogle Earthと合わせて、GoogleはiPhoneの無料アプリケーションのトップ5のうち3つを占めています。