マイキー・キャンベル
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4月下旬にフィットネストラッキングアプリ「Moves」がFacebookに買収された際、両社はプライバシーを重視するユーザーの懸念を払拭するため、Movesと巨大ソーシャルネットワークの間でデータの「混在」は発生しないと明言した。しかし、この発言は部分的にしか真実ではなかったようだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、 Movesが先週からひっそりとプライバシーポリシーを更新し、新たな親会社であるFacebookを含む「アフィリエイト」とのデータ共有を許可していたことが火曜日に発覚した。このポリシー変更は月曜日に初めて確認された。
新しい規約では、サポートや診断、その他の一見おざなりな機能を容易にするために、ユーザーの情報がサードパーティ企業と共有される可能性がある。
「当社は、当社のサービスの提供、理解、改善に役立てるために、個人識別情報を含む情報を当社の関連会社(Facebookを含むがこれに限定されない、当社の企業グループに属する企業)と共有する場合があります」とポリシーには記載されている。
この文言は、MovesがFacebookによる買収を発表した2週間弱前に同社 の公式サイトに掲載された通知と矛盾しているようだ。
「Movesアプリをご利用のユーザーの皆様へ、Movesエクスペリエンスは今後もスタンドアロンアプリとして運営され、これを変更したり、Facebookとデータを混合したりする計画はありません」と投稿には記されている。
一方、Facebookは、大規模なデータ駆動型企業が小規模なサービスを買収する際にプライバシー擁護者が懸念するデータの混合は発生しないと主張している。同様の懸念は、Facebookが2月に人気メッセージングアプリWhatsAppを160億ドルで買収した際にも提起された。
新しいMovesの変更に関して、FacebookはMashableに提供された声明の中で次のように述べています。
データの混合、つまり統合により、MovesユーザーでFacebookユーザーでもあるユーザーを特定できるようになりますが、そのような計画はありません。言い換えれば、FacebookはMovesユーザーのデータをFacebookユーザーのFacebookアカウントに追加することはありません。しかし、FacebookはMovesアプリにサポートとサービスを提供する予定であり、そのためにはMovesがユーザーから既に収集しているデータ、つまり「共有」データにアクセスする必要があります。
Movesアプリの提供と運用をサポートするために、FacebookはMovesデータにアクセスする必要があります。Movesに関するこうしたサポートには、アプリのエクスペリエンスを向上させるサービスの技術的なメンテナンスや開発が含まれる場合があります。