マルコム・オーウェン
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この回避策では、テスラのブラウザを使用して、Raspberry PiからCarPlayをストリーミングします。
開発者がテスラでCarPlayを動かす方法を考案し、回避策によって運転者が運転中にiPhoneにアクセスできるようになった。
AppleのCarPlayは多くの車載インフォテインメントシステムで利用可能ですが、テスラの車載ディスプレイでは公式に動作が認められていません。CarPlay対応の市販ヘッドユニットを取り付けることも可能ですが、ポーランドの開発者Michal Gapinski氏が独自の方法を考案しました。
金曜日にTwitterに投稿された画像と動画で、ガピンスキー氏はテスラのディスプレイでCarPlayを操作している様子を披露した。テスラ・ノースが発見したこれらの動画では、AppleマップやApple Musicなど、CarPlayがかなり機能的に機能している様子が確認できる。
しかし、ガピンスキー氏はテスラ本体のハードウェアに大きな変更を加えるのではなく、Wi-Fiの制限を回避してテスラのブラウザをセカンダリデバイスに接続できるようにしました。これにより、ブラウザはホストデバイスに表示されているものをライブビデオフィードとして表示します。
開発者によると、このプロジェクトは実際にはAndroidのカスタムビルドを搭載したRaspberry Piに依存しているとのこと。このビルドはCarPlayと連携するインターフェースを搭載しており、AppleのUIを大画面で操作できるようになっている。
ガピンスキー氏は、システムには改善の余地があり、Wi-Fi 接続をよりスムーズにするためには改良が必要だと述べている。
現在は初期段階だが、開発者は「完成次第」一般に公開する予定だと述べている。
テスラが近い将来、車載ソフトウェアにCarPlayを採用する可能性は低いと思われる。なぜなら、テスラとアップルは長年にわたり、主にApple Carの開発をめぐって確執を抱えているからだ。両社は長年にわたり、相手方からエンジニアを繰り返し採用してきた。
両CEOは互いに攻撃し合っているようだ。テスラのCEO、イーロン・マスク氏はある電話会議でアップルを痛烈に批判し、アップルのCEO、ティム・クック氏は、2016年にマスク氏がアップルのCEOに就任するという示唆に対し、罵詈雑言を浴びせたとされている。