ザック・スピア
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モトローラの携帯電話の売上は昨年の年末商戦で50%以上落ち込み、アップルなどのライバル企業の台頭が迫る中、同社はさらに4,000人の人員削減を発表せざるを得なくなった。
暫定的な財務報告によれば、モトローラが2007年第4四半期に販売した携帯電話はわずか1,900万台で、第3四半期の2,540万台、第4四半期の4,090万台を下回っている。同社は月末まもなく公式の数字を発表する予定だ。
「モバイル デバイス事業で現在実施している措置により、コスト構造をさらに削減し、2009 年の財務実績を改善できるようになります」と、昨年 8 月に携帯電話部門の責任者として採用された共同最高経営責任者のサンジェイ ジャー氏は語りました。「これらの措置と第 4 四半期の発表を合わせると、モバイル デバイス事業では 2009 年に年間約 12 億ドルのコスト削減が見込まれます。」
このニュースは、モトローラのモバイル機器の将来にとって明るい材料ではない。モトローラは、人気はあるものの時代遅れとなったRAZRの後継機が明確にないまま、他社の新製品に苦戦を強いられてきた。アップルのiPhoneは、大きな価格差とAT&Tのネットワーク限定、そして直近四半期のiPhone販売台数がわずか690万台だったにもかかわらず、秋にモトローラを抜いて米国で最も売れている携帯電話となった。
モトローラの携帯電話のほとんどは低価格帯から中価格帯のデバイスで、その大半はマイクロソフトのWindows Mobileをベースにしています。今後発売されるスマートフォンは、GoogleのLinuxベースのAndroidプラットフォームを搭載すると予想されています。
同社は、損失を出しているモバイル デバイス グループとは対照的に、エンタープライズ モビリティ ソリューションとホームおよびネットワーク モビリティの事業が好調であると報告しています。
モトローラは過去2ヶ月間で7,000人の人員削減を実施し、過去5年間で合計約17,500人の人員削減に寄与しました。同社はかつての成功から規模を縮小しています。2000年初頭には、世界中で15万人もの従業員を抱えていました。
本稿執筆時点では、モトローラの株価は同社のコスト削減努力の反応として6.33%上昇し、1株当たり4.37ドルとなっている。