ロジャー・フィンガス
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アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は水曜日に公開されたインタビューで、同社の世界エイズデー慈善活動を宣伝するとともに、自身と同社は利己的な利益を超えて行動していると主張した。
「もちろん、企業には価値観があるべきです。なぜなら、人間にも価値観があるべきだからです」と、幹部はUSAトゥデイ紙に語った。「そして、企業とはただの人間の集まりなのです。」
クック氏は、アップルが多くの公民権問題に積極的に取り組んでいると述べ、「人々が自分たちの立場を考え、地域社会に貢献することが重要だ」と考えている。同社は「世界をより良い場所に残したい」と願っていると、同氏は続けた。
アップルの社会貢献活動や慈善活動への姿勢はマーケティングの一形態となり得ること、そしてクック氏自身が同性愛者であり、アップルが米国のLGBT問題に積極的に、時には政治的な役割を果たしているにもかかわらず、同性愛が違法な国でも事業を継続していることを理由に、同幹部は偽善者との非難をかわした。世界エイズデーに際し、アップルは主に一部のメディアやアクセサリーの売上金と、Apple Payの取引手数料の一部を寄付している。
「私たちの製品を通して、私たちは常に最も多くの人々を支援していきます。なぜなら、私たちの製品は人々が自ら素晴らしいことを成し遂げる力を与えてくれるからです」とクック氏は主張した。「しかし、この(REDとの)パートナーシップにより、通常は触れることができないような人々にも触れることができるようになります。サハラ以南のアフリカは私たちにとって大きな市場ではありません。私たちは、人々を勇気づけることを目指しているのです。」
アップルは2017年に新たな社会問題に取り組む予定があるかとの質問に対し、同CEOは同社はこれまでの方針を維持すると答えた。
「私たちは様々なテーマで積極的に発言することをためらっていません。私たちの得意分野であれば、常に発言力を持ち、人々の権利を守り、推進するために立ち上がります」と彼は述べた。「すべての世代には、こうした権利の定義を広げ、前進していく責任があります。ですから、私たちはこれからもその責任を果たし続けていきます」