ティム・クック氏、アップルは幅広いiPhoneの価格帯で「すべての人にサービスを提供したい」と発言

ティム・クック氏、アップルは幅広いiPhoneの価格帯で「すべての人にサービスを提供したい」と発言

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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水曜日の記者会見でのフィル・シラー氏。

iPhone XS Maxの価格は多くの人にとって高価すぎるかもしれないが、アップルは幅広い顧客層の要望に応えようとしていると、CEOのティム・クック氏は木曜日に公開されたインタビューで語った。

「私たちはすべての人にサービスを提供したいと思っています」とクック氏は日経新聞に語った。「お客様が求めているものは多岐にわたり、支払う価格も多岐にわたることを理解しています。」

iPhone SEと6sが廃止されたことで、Appleのラインナップの中で最も安価なスマートフォンは2016年のiPhone 7となり、価格は449ドルからとなっています。2018年モデルの中で最も安価なのはiPhone XRで、価格は749ドルです。

iPhone XSの価格は999ドルから、XS Maxは1,099ドルからです。どちらもほとんどのスマートフォンよりもはるかに高価で、64ギガバイト以上のストレージ容量を求めると、Mac並みの価格に簡単に達する可能性があります。512ギガバイトのXS Maxは、AppleCare、ケース、その他のアクセサリなどの費用を除いて1,449ドルです。

「多くの革新性と価値を提供すれば、喜んでお金を払う層が必ずいると、私たちは常に考えてきました」とクック氏はXSモデルの価格について語った。「私たちにとって、それは十分な規模の層であり、妥当なビジネスとして成り立つと考えています」

同幹部はまた、現代のスマートフォンが提供する利便性を主張して価格を正当化した。

「これまで購入していた多くのものが、今では一つの製品にまとめられてとても便利になり、スタンドアロンデバイスとしてでは到底及ばなかったほど、それらの機能をはるかに超えるものにしました」と彼は指摘した。「人々の生活におけるiPhoneの役割は、はるかに大きくなったのです。」

トランプ政権が中国に課すと警告している新たな関税の問題(Apple Watch、AirPods、その他Apple製品の価格に影響を及ぼす可能性がある)については、彼は単に「楽観主義者だ」と述べて回避した。

同社の供給・組立チェーンの多くは中国に拠点を置いており、トランプ大統領の要請どおりに生産拠点を米国に移転したとしても、賃金や労働基準の上昇などに対応するために価格は上昇せざるを得ないだろう。