ダニエル・エラン・ディルガー
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ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、米国企業の収益をより明確に把握しようと、UBSのアナリスト、ジョナサン・ゴルブ氏はS&P500の四半期収益予測を2種類公表した。1つはアップル社を含むもの、もう1つは含まないものだ。
この対比は、冬季四半期における指数の前年同期比6.6%上昇にアップルがいかに大きく貢献したかを浮き彫りにしている。アップル抜きでは、上昇率はわずか2.8%に低下する。アップル抜きではS&P500の利益率は0.05%上昇したが、アップル抜きでは0.22%低下した。
ゴルブ氏は、「一つの会社だけを取り去ると、プリズムを通して光を見るようなものになり、物事がより鮮明に見えるようになる」と書いている。
同レポートは、バークレイズ・キャピタルのアナリスト、バリー・ナップ氏の言葉を引用し、「アップルで起こっていることは事実だ。アップルの収益は現実であり、同社に蓄積された富はすべて米国株主の手に渡るからだ。しかし、実際にトレンドを把握し、例外的な企業だけでなく(他の企業に)何が起こっているかを見るためには、アップルを除外することが重要だ」と述べている。
アップルはダウ平均株価に含まれていたか
一方、Greylock Partners のブロガー Adam Nash 氏は、DJIA が最後に再定義された 2009 年夏に Cisco ではなく Apple がダウ平均に追加されていたら、ダウは 2,000 ポイント以上上昇していただろうと指摘しています。
ナッシュ氏は月曜日、ダウ平均株価が12,874.04で終了したが、シスコシステムズではなくアップル社を組み入れていたら、2008年4月に記録した最高値より800ポイント高い14,926.95になっていただろうと指摘した。
「もしダウ平均株価が毎日史上最高値を更新していたら、この国の日々の金融ニュースはどうなるか想像できますか?政治のトーンはどう変わるでしょうか?私たちは皆、ダウ平均株価が1万5000ドルに達する瞬間を心待ちにするでしょうか?」とナッシュ氏は書いた。
「いいかい、はっきり言おう。ダウ工業株30種平均なんて馬鹿げている」と彼は指摘し、「君たちは気づいていないかもしれないが、誰もが米国株式市場の代表として引用し、時には米国経済のバロメーターとさえ言うダウ工業株30種平均、つまり『ダウ』は、数学的な茶番だ」と付け加えた。