スプリントは2014年にTモバイルに200億ドル以上の買収提案を計画していると報道

スプリントは2014年にTモバイルに200億ドル以上の買収提案を計画していると報道

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米国の通信事業者スプリントはライバルのTモバイルUSAの買収を検討していると言われているが、これが成功すれば米国は3大通信事業者のみで占められることになる。

事情に詳しい関係者によると、全米第3位の無線通信事業者が、第4位のTモバイルへの買収提案を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。

情報筋によると、スプリントは2014年前半に買収提案を開始することを目指しており、買収案に対する規制上のハードルを調査する初期段階にあるという。スプリントが買収しようとする株式数次第では、買収額は200億ドル以上に上る可能性がある。

スプリントチャート

9月までの9ヶ月間の売上高を見ると、スプリントとTモバイルの統合は、現在市場を席巻しているベライゾンとAT&Tにとって強力な競争相手となる可能性があります。上記の通り、3位と4位の通信事業者の9ヶ月間の売上高の合計は358億ドルで、AT&Tは約450億ドル、ベライゾンは510億ドルを超えています。

しかし、AT&T はわずか 2 年前の合併失敗の傷をまだ癒えていないため、噂されているスプリントの買収の成功はすでに不安定な状況にある。

興味深いことに、当時スプリントは両社の合併に強く反対し、FCCに正式な請願書を提出するほどでした。AT&Tの提案は390億ドルに設定されていました。

Tモバイル買収の背後には、7月にスプリントの経営権を正式に取得したソフトバンクの孫正義社長がいると報じられている。孫氏は積極的なビジネスマンとして知られ、一連の買収・合併を通じて通信テクノロジー帝国を拡大してきた。

同紙さらに、TモバイルUSAの現在の過半数株主であるドイツテレコムが米国市場からの撤退を検討していると報じている。

スプリントとTモバイルの合併により、ポストペイド加入者数は合計5,300万人となるが、AT&Tの7,200万人、ベライゾンの9,500万人を大きく上回る。