デスクトップの刷新を前に、2月のMacの売上は16%減少

デスクトップの刷新を前に、2月のMacの売上は16%減少

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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アップルは先月、Macの販売台数が2桁減少したが、今月は新デスクトップモデルの出荷が加速したことにより、3月四半期は現在の市場予想とほぼ一致する好調な業績を達成できるとみられている。

月曜日に発表されたNPDデータによれば、2月のMacの売上は2008年2月と比較して16%減少した。パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、このデータを1月の低調な結果と3月の予想と合わせて分析した。

彼の結論は、Appleは1月から3月までの期間で200万台から220万台のMacを販売できるだろうというものだった。これはMacの年間販売台数成長率を13%から4%の範囲で、ウォール街の平均予想である4%成長率をわずかに下回る水準となるだろう。Appleは前四半期に228万9000台のMacを出荷した。

「2008年2月のMacBook Air発売の影響で、2009年2月のMacの前年同月比業績は厳しいものとなりました」と、アナリストは顧客向けの調査メモで述べた。「とはいえ、3月上旬に新型iMac、Mac mini、Mac Proが出荷されたことで、3月にはMacのNPDデータが回復すると予想しています。」

そのため、マンスター氏は、世界経済の厳しい状況から生じた消費者支出の減少により3月四半期を取り巻く不確実性を考慮すると、このデータは「中立的、もしくはわずかにプラスと受け止められるべきだ」と考えている。

NPDによると、Macシリーズと同様の傾向で、iPodの出荷台数も2月に前年比16%減少した。マンスター氏はいくつかの分析を行った結果、3月期の出荷台数は900万台から1,000万台になると予想している。これは市場予想の950万台を大きく上回る数字だ。

「この範囲は、iPodの前年比販売台数成長率が市場予想の前年比11%減に対して、15%から6%減となることを示唆している」と彼は記した。「iPodの低迷に対する懸念を考慮すると、市場予想と同程度の業績はプラス材料だと考えている。」

アナリストは、四半期全体の iPod 売上に関する四半期予想の一部を、「3 月 11 日に発表された新しい iPod shuffle の出荷により、3 月のデータが改善される可能性が高い」という予想に基づいて算定したようだ。

パイパー・ジャフレーはアップル株の買い推奨と180ドルの目標価格を維持した。