マルコム・オーウェン
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Apple 傘下の FileMaker は、FileMaker Cloud サービスの提供範囲を北米以外の国々に拡大し、欧州、中東、アフリカの顧客がクラウドベースのサーバー プラットフォームをアプリに利用できるようになりました。
FileMaker Cloud は、昨年 9 月に米国とカナダで最初に開始され、顧客が自分でサーバーをホストする必要なく、FileMaker Pro、FileMaker Go、FileMaker WebDirect で作成されたカスタム App 用のオンライン サーバーを提供するサービスです。
FileMakerはEMEA地域への展開の一環として、クラウドサーバーを構築できる拠点数を拡大しています。これまでは米国オレゴン州とバージニア州北部のAWSリージョンを使用していましたが、FileMaker Cloudでは新たにアイルランドとフランクフルトも選択肢として追加され、お客様のユーザーの拠点に近い場所にサーバーを構築できるようになります。
このクラウドサービスは迅速に導入でき、セットアッププロセスは20分以内で完了します。お客様自身でソフトウェアをインストールしたり、ハードウェアを用意したりする必要はありません。SSL/TLSレベルの暗号化をサポートし、90日間の試用版SSL証明書が付属するほか、データの自動バックアップ、メンテナンスとソフトウェアアップグレードの簡素化、システムステータスの概要を把握できる管理コンソールなどの機能も備えています。
AWS を使用することで、FileMaker Cloud はプライベートにホストされたサーバーよりも拡張性が高くなり、使用量が多い期間には迅速にスケールアップして対応し、季節的な需要が落ち着くと通常のレベルに戻ります。
FileMaker Cloud の料金は、お客様の設定方法によって異なります。ライセンスは FileMaker から直接取得することも、AWS Marketplace から取得することもできます。AWS Marketplace では、年間ライセンスまたは時間単位のライセンスが提供されており、料金はユーザー数によって異なります。
どちらの場合でも、FileMaker Cloud を動作させるには Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスが必要になりますが、これもクライアントのニーズに応じてコストが異なります。