AppleInsiderスタッフ
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ボストン・グローブ紙は今週、同社の「Newspaper In Education」プログラムを通じて、マサチューセッツ州の公立学校に同紙のデジタル版を購読できるApple iPadを提供すると発表した。
同紙のパイロットプログラムでは、グローブ紙の購読者から集められた休暇寄付金6万5000ドルを使い、iPadとプロジェクター75台を購入する。そのうち50台はボストン公立学校に、残りの25台はストーンハム高校に提供される。
各iPadにはBostonGlobe.comのデジタル購読権が付属し、教師にはAppleのタブレットを教室に導入する方法を教えるオンサイトチュートリアルも提供される。
ボストン・グローブ紙は、このプログラムを春学期中実施し、その後、教師フォーカスグループを通じて評価する予定だ。
「簡単に言えば、デジタル世代の子どもたちはデジタル世代の大人へと成長すると私たちは考えています」と、ボストン紙のカスタマーエクスペリエンス・イノベーション担当ディレクター、ロバート・ザウラー氏は述べた。「私たちは、コンテンツだけでなく、ウェブ上のより広大なコンテンツの世界への、手軽に持ち運びできるアクセスを提供したいと考えています。子どもたちが学習する中で、毎日教室でライブストリーミング配信されるコンテンツです。」
新聞教育プログラムは、これまで購読者からの休暇寄付を通じて提供される紙媒体とデジタル媒体を併用してきました。しかし、紙、インク、流通コストの上昇に伴い、NIEプログラムは新たなデジタル化の機会を模索してきました。
「これまでは、学校に用意されているデスクトップパソコンやノートパソコンの数が限られており、それに頼らざるを得ませんでした」とザウラー氏は述べた。「社会科の授業や、生徒が自らオンラインで調べ物をすることで恩恵を受けるような他の課題では、パソコンが利用できないことが多々あります。」
ボストン・グローブ紙は、iPadとiPhone向けのApple iOS Newsstandで日刊紙の完全版を入手できます。毎日午前6時に、新しい号が自動的にユーザーのデバイスに配信されます。