Chrome、8月までにリソースを浪費する広告を制限へ

Googleは、特定の広告がCPUとデータリソースを過剰に使用し、ユーザーのデバイスのバッテリー寿命と費用を浪費していることを発見した後、Chromeウェブブラウザに新たな制限を実装する予定です。

木曜日のChromiumブログへの投稿で発表されたGoogleの制限は、ユーザーの知らないうちに「デバイスリソースを不均衡に消費する」広告を対象としている。

Chromeプロダクトマネージャーのマーシャル・ベール氏は、今後のChromeアップデートで、暗号通貨マイナーのようなコーディングの粗雑な広告がユーザーインタラクション前にアクセスできるリソースを制限する予定だと述べています。Chromeは当初、制限のしきい値を30秒間のネットワークデータ4MBまたはCPU使用率14秒に設定しています。あるいは、CPU使用率が合計60秒を超えた時点で広告の表示が制限される予定です。

広告フレームは、上記のしきい値のいずれかに達するとエラー ページにリダイレクトされ、その広告がリソースを過剰に使用したためアクティブな表示から削除されたことがユーザーに通知されます。

社内測定によると、現在規定のしきい値を超える広告はわずか0.3%です。それでも、これらの広告はネットワークデータ使用量の27%、Chromeにおける広告CPU使用量全体の28%を占めています。これらの数字は、介入の必要性を強く示しています。

広告作成者は Chrome のアクセス レポートを表示して、新しい制限によってどの広告がアンロードされたかを確認し、必要な調整を行うことができます。

Googleは、提案されている広告制限システムを今後数ヶ月かけてテストし、8月末までに広範な統合を目指しています。この期間延長により、広告制作者とツールプロバイダーは、今後の移行に備える時間を確保できます。