AppleInsiderスタッフ
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北京の三里屯地区にあるアップルストア
アップルがiPhone 6とiPhone 6 Plusを9カ国で初めて発表してから約1か月後、この次世代端末はついに金曜日に熱心な中国顧客向けに発売された。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、中国における過去のiOSデバイスの発売を振り返ると、今年の中国でのiPhoneのデビューは比較的穏やかで、旗艦店のApple Storeの行列も比較的短かったという。
同紙によると、北京の三里屯アップルストアは金曜日の午前8時の開店前に約100人が列を作った。最初に並んだのは、アップルのオンラインストアで新型iPhone 6またはiPhone 6 Plusを予約注文した人たちだった。記事によると、実際には列に並んでいたのは予約注文客だけで、当日購入のために入店を待っている人はわずか数人だったという。
秩序だった展開は、発売日に顧客に受け取り時間を指定できるAppleの予約注文システムのおかげである可能性が高い。これにより、大混雑や転売を防ぐことができる。また、中国の大手携帯電話事業者の店舗を含むサードパーティの再販業者で、iPhone 6と6 Plusが深夜に発売されたことも要因の一つだ。
中国でのiPhone 6の落ち着いたデビューは、2012年に端末のデビューを待ちわびた群衆が暴動を起こし販売が予定より早く中止されたiPhone 4Sなどの以前の発売とは全く対照的だ。三里屯のアップルストアはまた、2011年にアップルのiPad 2のデビューをめぐって乱闘が勃発し、ガラスのドアが割れるという事態が発生した場所でもある。
AppleのiPhone 6とiPhone 6 Plusは、中国を含め今週末までに32カ国で発売され、年末までには合計115カ国で発売される予定だ。
木曜日に行われたAppleのiPad発表イベントで、CEOのティム・クック氏は、中国での予約注文数が新記録を樹立し、「iPhoneの発売史上最大」となったと述べた。同社は9月、iPhone 6と6 Plusの発売初週末の販売台数が記録的な1,000万台に達したと発表した。