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ウォール街のアナリストによると、アップルコンピュータは今月、記憶容量の少ないiPodデジタル音楽プレーヤーと499ドルのAperture写真ソフトウェアの売上が予想を上回り、利益を得ているという。
アナリストらは、4GB nano が発売直後から 2GB モデルを大幅に上回る売上を記録していたことを考えると、この情報は iPod ファンを驚かせるかもしれないとコメントしている。
「ホリデーシーズンの買い物客(特に初めてiPodを購入する人)は、ストレージ容量よりも価格を重視しているようだ」とウー氏は述べた。これは、Appleが2GBのnanoを199ドルという価格設定に賭けたが、4GBのiPod miniを199ドルで発売した時と同様に、成果を上げ始めた兆候だとウー氏は考えている。
さらにウー氏は、アップルの130ドル以下のiPod shuffleと499ドルのAperture写真ソフトウェアの売上が好調であるという証拠も得たと報告した。
「これは売上高にとって好ましいことであるが、2GB nanoとiPod shuffleはNANDフラッシュの含有量が少ないことから、iPodの中でも利益率が高いと考えられるため、利益率にとっても好ましいと考えている」とアナリストは述べた。
ウー氏はまた、アップル社が現在、4GBモデルよりも2GBのiPod nanoを多く生産していると考えているとも述べた。
ウー氏の調査結果を受けて、アメリカン・テクノロジー・リサーチ社は、12月四半期のコンセンサス予想を、収益48億ドル、1株当たり利益52セントから、収益49億ドル、1株当たり利益54セントへと2度目に引き上げた。
同社は現在、粗利益率を27.6%から27.8%に引き上げると予測している。「レバレッジの観点から見ると、10ベーシスポイントの改善ごとに純利益が1100万~1200万ドル増加すると見積もっています」とウー氏は述べた。
アメリカン・テクノロジー・リサーチはアップル株の「買い」評価を維持し、目標株価を66ドルから77ドルに引き上げた。