ジョシュ・オン
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iPad 2で使用するためのAppleの厳格な要件を満たさない9.7インチIPSパネルが中国のベンダーに販売されていると、台湾のサプライヤー情報筋がDigiTimesに語った( MacNN経由)。
情報筋によると、パネルの主要サプライヤーであるLGディスプレイとサムスン電子は、第2四半期に9.7インチのIPSパネルを推定1,200万〜1,500万個出荷し、同時期にiPad 2を700万〜900万個出荷すると予想されている。
報道によると、余剰パネルは3つのグループに分けられる。要件を満たせないもの、第3四半期の出荷増加のためにAppleの製造元であるFoxconnに送られたもの、そして中国のホワイトボックスベンダーに販売されたものだという。
報告書は、汎用的なiPadクローンの例として、中国のSmartDevices社製のAndroid 2.2タブレットT10、およびAGSO社とWanlida社のデバイスを挙げている。T10の販売価格は1,900元(約293ドル)で、中国で販売されているiPad 2の基本モデル(3,688元(約570ドル))のほぼ半額となっている。
SmartDevicesのT10 Androidタブレット
様々な情報源によると、Appleは世界のタッチパネル生産能力の60%を独占しているという。また、Appleは不足している重要な部品を入手するために、現金前払いを利用しているとも言われている。
DigiTimesの最近の報道によると、オンライン小売業者のAmazonは、噂されている液晶タブレットのディスプレイ注文の確保に困難をきたす可能性があるとのことです。Amazonはこのデバイスを今秋発売すると予想されていますが、Appleが生産能力の大半を既に予約済みであることもあって、アジアのサプライヤーは「コミットメントに消極的」だと報じられています。
iPadは中国で大きな需要を得ているものの、世界最大の人口を抱えるこの国でタブレット市場の潜在能力を最大限引き出すには、Appleの道のりはまだ遠い。iPad 2の発売時には、限られた供給量に乗じて利益を得ようとする転売業者を含む、長蛇の列ができた。
中国にある4つのアップルストアは現在、同社にとって最も集客数が多く、売上高も最も高い店舗となっている。同社は今年後半に中国で5店舗目をオープンする予定だ。