アップルは、iPadのマルチユーザーサポートの欠如は「既知の問題」であり、「調査中」であると述べた

アップルは、iPadのマルチユーザーサポートの欠如は「既知の問題」であり、「調査中」であると述べた

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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Appleは、1台のiPadで複数のユーザーをサポートしたいという要望を認識しており、この問題は同社のエンジニアリングチームによって「現在調査中」であると示唆した。

開発者は、バグレポートを提出した後にAppleから返信を受け、 AppleInsiderに連絡しました。Appleのバグレポーターには、提出内容がバグレポートではなく提案であることを指定するオプションがあります。

Apple に提出された提案では、開発者は同社に対し、iPad に複数ユーザーのサポートを追加するよう要求しただけだ。

「さらに調査した結果、これは既知の問題であることが判明し、現在エンジニアリング部門で調査中です」と、Apple Developer Connection のワールドワイド デベロッパー リレーションズ チームからの公式回答には記されている。

開発者は、新機能のリクエストを提出する際にAppleのバグレポーターを頻繁に利用していると述べています。しかし、この特定の開発者からのリクエストに対し、Appleが実際に回答したのは、この定型フォームレターが初めてです。

Appleの今回の回答は、同社がiPadのマルチユーザー対応に取り組んでいる可能性を示唆する最初の兆候ではありません。iPadが正式に発表される前の2010年、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、iPadの初期プロトタイプが複数の家族で共有し、それぞれに合わせてカスタマイズできるように設計されていたと報じました。

iPadの共有は、Appleが開発初期から注力してきた点の一つと言われている。同社が実験していたとされるアイデアの一つは、ユーザーがiPadに仮想付箋を残し、使い始めた後に他の人が読めるようにする機能だった。

Appleはまた、iPadに内蔵の前方カメラで人物を認識する機能も検討していたと報じられています。2010年の報道では、これらの機能が発売時に搭載されるかどうかは「不明」とされており、結局、最初の3世代のiPadにはこれらの機能は搭載されませんでした。

顔認識は、iOSデバイスにおけるマルチユーザーサポートに関するAppleの特許出願においても重要な要素となっています。 12月にAppleInsiderが詳細を報じた出願の中には、ユーザーを素早く識別し、ユーザー独自のアプリケーション、設定、壁紙でデバイスをカスタマイズするシステムが記載されていました。