ゴールドマン・サックスがアップルのカバレッジを再開、目標株価を430ドルに設定

ゴールドマン・サックスがアップルのカバレッジを再開、目標株価を430ドルに設定

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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有力投資会社ゴールドマン・サックスは月曜日、アップル株の調査を再開し、12カ月後の目標株価を430ドルに設定し、同社の粗利益率は底を打ったとの予測で調査を開始した。

月曜日に投資家に送付された59ページの報告書では、Appleのプラットフォーム中心のビジネスモデルを同社の「秘密のソース」と呼んでいる。ゴールドマン・サックスのアナリスト、ビル・ショップ氏は、このアプローチこそが、AppleがiPhoneとiPadで携帯電話市場とタブレット市場で急速にシェアを獲得することを可能にしたと主張している。

「このプラットフォームには、まだ大きな成長と利益獲得の機会が残されていると考えています」とショップ氏は記した。「そのため、売上高と利益の予想は引き続き上昇傾向にあり、現在の株価は魅力的だと考えています。」

ショップ氏は、アップルが2011暦年に3,720万台のiPadを出荷すると予測している。iPadの売上とMacの売上を合わせると、アップルはすでに世界最大のPCベンダーの1つになるが、ショップ氏は、アップルの市場全体に占めるシェアは来年もさらに拡大するだろうと見ている。

「プラットフォームのiTunesとApp Storeのコンポーネントを活用することで、Apple独自のタブレット設計は、PC業界の歴史上、Wintelコンピューティングに最も破壊的な力をもたらす可能性を秘めている」と同氏は述べた。「タブレットの競合が迫っているため、Appleは現状に甘んじるわけにはいかない」

また、ショープ氏は、同社の粗利益率は改善すると予想しており、iPadとiPhone 4の発売後の利益率低下に対する最近の懸念が和らぐだろうと述べた。アップルのプラットフォームの歴史に関するショープ氏の分析では、利益率の低下は「正常」であり、同社は「おそらく最悪の時期をすでに経験した」と示唆している。

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「実際、アップルの利益率は既に底を打ったと我々は考えており、同社は今後数四半期でレバレッジによる上昇を再開すると予想している」とショップ氏は記した。