ケビン・ボスティック
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グーグル会長エリック・シュミット氏は月曜日、グーグルのアンドロイド・プラットフォームはアップルのiPhoneよりも安全だと発言し、人々の眉をひそめさせ、思わず笑いを誘った。
ZDNetによると、シュミット氏の発言はガートナー・シンポジウム/ITxpoの質疑応答の中で行われた。ガートナーのアナリストはシュミット氏に対し、聴衆の大半はAndroidを主要プラットフォームとして挙げることはないだろうと述べ、さらに同OSのセキュリティ問題が深刻であることにも言及した。
「安全じゃないのか?」とシュミット氏は反論した。「iPhoneよりは安全だ」
報道によると、シュミット氏はこれらの発言について詳細には触れず、Androidのアクティベーション数が10億台に達していることを挙げた。この数字は、現実世界でのセキュリティテストの相当な実施につながったと彼は主張した。ガートナーのアナリストがセッション終盤にこの問題を再び取り上げた際も、シュミット氏は毅然とした態度を崩さなかった。
「Android は非常に安全です」とシュミット氏は語り、聴衆とアナリストの両方から笑いが起こった。
Googleは長年にわたりモバイルプラットフォームに新たなセキュリティ機能を組み込んできましたが、GoogleのOSに対するマルウェア攻撃の件数は増加し続けています。一方、AppleのiOSプラットフォームは、App Storeで公開されるアプリをAppleが厳しく管理していることもあって、攻撃全体に占める割合は低いのが現状です。
特にエンタープライズ分野はセキュリティギャップを指摘しており、モバイル市場全体ではAndroidがトップシェアを占めているにもかかわらず、Appleはこの分野で成長を続けています。iPhone 5sに内蔵された生体認証スキャナであるTouch IDの追加は、Appleのセキュリティにおける優位性を拡大する手段だと捉える声もあります。