ブルーレイは3年以内にDVDに取って代わる見通し

ブルーレイは3年以内にDVDに取って代わる見通し

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ブルーレイディスク協会は木曜日、今後3年以内に従来のDVDストレージフォーマットを置き換えることを目指していると発表した。

「3年以内にはブルーレイだけになるだろう」と、ブルーレイディスク協会の欧州会長フランク・シモニス氏はCeBIT技術見本市で語った。

ブルーレイは、高画質の映画やその他のコンテンツを保存するのにDVDの5倍の記憶容量を持っているが、まずはDVDの後継者としての地位を争っているライバルのHD-DVDフォーマットに打ち勝つ必要がある。

ロイター通信によると、ブルーレイは最近、市場におけるプレーヤーの普及台数においてHD-DVDを大きくリードしている。これは主に、ブルーレイプレーヤーを内蔵したソニーのPlayStation 3というビデオゲーム機の売上によるものだ。また、ブルーレイはハリウッドの主要スタジオ8社のうち5社から独占的に支持されている一方、HD-DVDを積極的に支持しているのはユニバーサルスタジオのみとなっている。

20世紀フォックスなどのブルーレイ支援企業も、自社ディスクの週間売上がHD-DVDタイトルの3倍以上を上回っていると主張している。「昨年のDVD売上トップ25を見ると、23本がブルーレイでリリースされました」とフォックスのスティーブ・フェルドスタイン氏はニューヨーク・ポスト紙に語った。「HD DVD専用はわずか2本でした。」

しかし、HD-DVD支持派はまだ譲歩していない。彼らは消費者に対し、ハリウッドの大作映画だけでなく、より安価でシンプルなHD-DVDでの配信を計画しているヨーロッパやアジアの地域映画会社の作品にも注目するよう促している。

それでも、一部の専門家は、この戦いは終わりだと述べ、消費者にブルーレイプレーヤーの購入を推奨している。ロンドンに拠点を置くUnderstanding & Solutionsで消費者動向を分析するアリソン・ケイシー氏は、小売店が来年中にHD-DVDの販売を終了すると予想していると ワシントン・ポスト紙に語った。

一方、AppleはBlu-ray Disc Associationの理事会に加盟しているものの、Macシリーズのパーソナルコンピュータにおけるハードウェアサポートに関しては、これまでのところどちらかのフォーマットのみに絞ることを保留している。クパティーノに本社を置く同社は、この争いが収束するのを待つことに満足しているようで、当面はソフトウェアを通じて両方のフォーマットをサポートすると噂されている。