ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
電子フロンティア財団の報告によると、T-Mobile は、Binge On ユーザーに対して、実際にすべてのビデオを制限している。これは、同社の発表とは反対である。
EFFによると、LTE経由の一連のテストでは、プライベートにホストされた動画をHTTP経由でストリーミングまたはダウンロードしようとすると、帯域幅が1.5Mbpsに制限された。これは、動画のファイル名とHTTPレスポンスヘッダーを変更して非動画ファイルに見せかけた場合でも適用された。
T-Mobileによるトラフィック監視をブロックするためにHTTPSに切り替えたところ、通常の速度(この場合は3~5Mbps以上)に戻りました。動画以外のファイルをダウンロードする際の差ははるかに小さくなりました。
EFFによると、T-Mobileは実際には動画の最適化を行っておらず、低帯域幅時にサービスが自動的にダウングレードすることでスムーズなストリーミングを実現しているとのことです。動画の解像度が480pを超えており、ダウングレードできない場合、動画が途切れたり、パフォーマンスが低下したりすると報告されています。
もうひとつの懸念は、T-Mobile が TCP および HTTP ヘッダーを超えてファイルを検査しているということだったが、これに対して同社は、コンテンツを読み取らずにビデオのプロトコルとパターンを検出する技術を持っていると述べた。
いずれにせよ、EFF は、Binge On のようなゼロレートの提供がそもそも許可されるべきかどうかという問題を脇に置き、全面的にビデオの速度を制限することはネット中立性の侵害に当たると主張した。
Binge Onは、顧客のアカウントで有効になっている場合、名目上はNetflixやHBOといったサービスの公式パートナーの動画のみをダウングレードし、そのコンテンツはデータ制限を無視するはずです。YouTubeは、パートナーではなく、コンテンツもデータ制限の対象外であるにもかかわらず、動画の速度制限を受けていると訴えていました。
T-Mobileは声明を発表し、YouTubeやその他のサイトを制限していないと主張して反応した。
「実際、動画はモバイル端末向けに最適化されているため、これらのサイトからのストリーミングは以前と同等、あるいはそれ以上の速度になるはずです。『モバイル最適化』という表現の方が適切ですが、『ダウングレード』という表現も正確です」と担当者は述べた。
YouTubeの問題は、データ制限の対象外となる動画にフラグを立てるソフトウェアの欠陥が原因とされており、両社はこれを修正しようとしているという。