アップルCEOティム・クック氏、フェイスブックは「友人」と発言、配当は約束せず

アップルCEOティム・クック氏、フェイスブックは「友人」と発言、配当は約束せず

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木曜日のアップルの株主総会で投資家らは同社幹部に対し、アップルのテレビの見通し、株式配当、フェイスブックとの関係など、さまざまな話題について質問する機会を得た。

ある株主がティム・クック最高経営責任者(CEO)に、Facebookを「友人」と見ているか「敵」と見ているかと質問した。クック氏はFacebookを「友人」と呼んで答えた。

「我々はFacebookと多くのことを行っている。我々のユーザーはFacebookを非常に頻繁に利用している」と述べ、「両社が協力してもっと多くのことができるとずっと思ってきた」と付け加えた。

AppleはTwitterとの緊密な関係を示しており、このソーシャルネットワーキングサービスをiOS 5に統合し、Mac向けに近々リリース予定のOS X 10.8 Mountain Lionにも搭載している。しかし、Facebookの「共有」ボタンはまだAppleのOSに組み込まれていない。

同じ株主は、最近購入したLGのテレビを返品すべきかどうかもクック氏に尋ねた。当然のことながら、アップルのCEOはこの質問に対してコメントを控えた。

木曜日の会合では、投資家らがアップルの1000億ドルもの巨額の現金の使い道として、現金配当を含む複数の可能性を示唆した。これに対しクックCEOは、同社が保有する現金の使い道について「非常に真剣に」検討しているとの以前の発言を繰り返しただけだった。

「私のメッセージは、取締役会と経営陣がこの件について非常に真剣に検討しており、株主にとって最善と思われる対応をするつもりだということです」と同氏は述べた。