AppleInsiderスタッフ
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Appleがサプライヤーに発注するNANDフラッシュの量を増やしているため、Hynix SemiconductorsやSamsung Electronicsの他の顧客は十分な在庫を確保するのがますます困難になっているとDigiTimesが報じている。
同誌は「ハイニックスとサムスンの両社は6月下旬、アップルが季節的な景気回復に備えてNANDフラッシュメモリの在庫を事前に確保しようとしていることを理由に、7月の供給が制限されるだろうと顧客に対し通知していた」と伝えた。
これまでAppleは、7月と8月の夏季を利用して、秋の新製品に向けてNANDフラッシュやハードディスクドライブなどの部品を備蓄してきました。例えば、クパティーノに本社を置くこの家電メーカーは、過去2年間、ベストセラーのiPod nanoの新バージョンを9月頃に発表しており、どちらのモデルもNANDフラッシュを採用していました。
今年も Apple にとって例外ではないと予想されており、同社は新しいフラッシュ ベースの iPod に加え、フラッシュ対応の薄型ノートパソコンと iPhone 端末の低価格版も開発中であると見られており、どちらも今年の年末商戦前に発売される可能性がある。
DigiTimes によると、A-Data Technology、Kingston Technology、Transcend Information、Power Quotient International (PQI) などの一流メモリモジュールメーカーは、二流メーカーよりも多くの NAND フラッシュメモリの在庫をチップメーカーから調達できるものの、Apple のフラッシュメモリ需要の高まりにより供給が不足しているという。
同誌の情報筋によると、二流企業の中には「在庫がない」という状況に陥っているところもあるという。