iPhone 5発売前のAndroidの成長により、市場優位性がさらに強化された

iPhone 5発売前のAndroidの成長により、市場優位性がさらに強化された

ブライアン・マーダーのプロフィール写真ブライアン・マーダー

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Android搭載スマートフォンは第3四半期に2桁の市場シェア拡大を見せたが、AppleのiOSは大きくシェアを失ったため、あるアナリストはGoogleのOSが市場全体を制覇できる立場にあるかどうか疑問視している。

ニーダム・アンド・カンパニーのチャーリー・ウルフ氏は月曜日の投資家向けメモの中で、アンドロイドの市場シェアが前四半期の64.1%から9月に72.4%に上昇した一方、アップルのシェアは同時期に18.8%から13.9%に低下したと述べた。

ウルフ氏は、iPhone 5の9月の発売を前に、消費者がiPhoneの新規購入をためらったことがAppleの業績に影響を与えた可能性が高いとすぐに指摘した。しかし、Androidが市場のほぼ4分の3を占めていることから、スマートフォン業界はまもなく一強状態になる可能性があるとウルフ氏は推測した。

「以前のレポートでも述べたように、我々は『勝者総取り』の結果はあり得るが、可能性は非常に低いと考えている」とウルフ氏は記している。同氏は先週、iPhoneでのグーグルマップのリリースはアップルにとって「一長一短」だと語っていた。

苦戦するスマートフォンメーカーRIMのBlackBerry市場シェアは5.2%から5.3%に上昇したが、これは昨年の同社の11%のシェアの半分にも満たない。一方、MicrosoftのWindows Phoneシェアは、消費者が10月のWindows Phone 8の発売を待ち望んだため、2.7%から2.4%に減少した。

ハードウェア市場に関しては、ウルフ氏は、サムスンが出荷台数5,410万台で32.4%のシェアを獲得し、2011年第3四半期の2,360万台から前年比129%増となり、明確な勝者となったと述べた。