マルコム・オーウェン
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Samsung Galaxy S10+(左)、iPhone XS Max(右)
CIRPが作成したデータによると、iPhoneは米国で最も人気のあるスマートフォンであり、2019年第1四半期の市場シェアでAppleがSamsungを僅差で上回ったことから、Appleは次期決算で売上が改善する可能性があるとみられる。
スマートフォン市場におけるAppleの最大のライバルはSamsungで、両社はスマートフォン販売台数で頻繁に首位を争っています。Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が3月末までの四半期における米国におけるスマートフォンのアクティベーションを記録したデータによると、今回はAppleが優位に立っているようです。
データによると、アクティベーション数においてAppleは全スマートフォンブランドの中で最大のシェアを占め、市場シェアの36%を占めています。最も近い競合であるSamsungは、アクティベーション数の34%を占め、LGとMotorolaはそれぞれ11%と10%のシェアを占めています。
Appleの場合、市場シェアは2018年より増加しているが、2017年および2016年の第1四半期と比べるとまだ大きく遅れており、2016年ではAppleが市場の40%を占めて優位に立っている。
携帯電話のアクティベーションにおけるブランドシェア(CIRP経由)
「サムスンは、製品発売時期によって30%から39%の間で、通常最も高いシェアを獲得しています」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べている。「アップルのシェアも同様に変動し、29%から40%でした。最も注目すべき傾向は、モトローラがLGからシェアを奪い、スマートフォン市場3位の座を脅かしていることです。」
CIRPのデータはアクティベーション数に基づく市場シェアの割合を示すものであり、AppleのiPhone出荷台数を直接示すものではありません。しかしながら、2018年からのシェア率の急上昇は、Appleが4月30日に好調な業績を発表する可能性があることを示唆しています。ただし、Appleはグローバル企業であるため、必ずしも他の市場での成功を示すとは限りません。
前回の決算では、中国が収益にマイナスの影響を与えたということが主なニュースであったが、アナリスト向けの電話会議では、米国での収益が実際には前年比5パーセント増加し、欧州、日本、中国の売上が示した下降傾向に逆行していることが明らかになった。
モバイルオペレーティングシステムの市場シェア(CIRP経由)
iOSとAndroidの戦いでは、CIRPのデータによれば、同四半期の米国における全デバイスアクティベーションのうちAndroidが64%を占め、iOSは34%だった。