ケイティ・マーサル
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アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏は自宅で療養中も引き続き同社の経営に深く関わっており、同社のハンドヘルド機よりも大きな新しいポータブル機器の開発を進めていると言われている。
特に、ジョブズ氏は、テキストのコピー&ペーストやデバイス全体の検索機能を追加した iPhone OS 3.0 のインターフェースの形成に尽力したとされている。
さらに重要なのは、幹部が依然として長期戦略に注力していると考えられる点だ。新型iPhoneの登場は期待されるものの、同紙はAppleがこれまで以上に、iPhoneとiPod touchの小型でポケットに収まるデザインでありながら、既存のMacBookほど大きくないポータブルデバイスの開発に注力していることも理解している。
近い将来に入手可能になるはずなのに、これらの情報ではそのデバイスがどのようなものになるのかは明らかにされていない。最近の報道によると、Appleは今年後半に発売予定の未知の製品向けに10インチのタッチスクリーンを発注したという。このデバイスは、Appleが長らく開発を進めているタブレットクラスのデバイスか、あるいはネットブックに最も近い製品になるのではないかと一般的に考えられている。
ジョブズ氏が遠くから見てどれほど実権を握っているかはさておき、アップルは依然として彼の復帰を熱望していると言われている。この最終段階でも、アップルの事業に詳しい関係者は、ジョブズ氏が6月、あるいは今からわずか2ヶ月後には復帰すると確信している。同時に、同社の取締役会はジョブズ氏の医師と定期的に話し合い、復帰を確実にすべく懸命に取り組んでいる。
そして、たとえジョブズ氏がインフィニット・ループ1番地のオフィスの外で長い時間を過ごすことになったとしても、アップル社は今後数年間のロードマップを持っていると言われている。
残る懸念は、幹部ではない上級管理職の社員が会社を離れていくことだろうと考えられているが、これは必ずしも経営陣への疑念と関連しているわけではない。Apple TVの主任ソフトウェアエンジニアであるグレッグ・デューディ氏がデルに移籍したことが知られている。具体的な理由は不明だ。