アップルはペガトロンに次世代iPhone1500万台を発注したと報道

アップルはペガトロンに次世代iPhone1500万台を発注したと報道

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

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新たな報道によると、アップルのメーカーであるペガトロンは、秋の発売が近づくにつれ、「iPhone 5」を1500万台生産する注文を受けたという。

ブルームバーグの孫宇輝記者が最初に報じたように、正体不明の部品サプライヤーが台湾の業界紙DigiTimesに対し、ペガトロンが推定1500万台の携帯電話の契約を結んだと伝えた。同紙はまた、Appleの次世代スマートフォンが「間もなく」登場し、9月に出荷開始されると主張している。

ただし、 DigiTimes のApple に関する予測の実績はまちまちであるものの、製造契約に関するレポートではその正確性が若干向上していることに 留意する必要があります。

報道によると、ベライゾン・ワイヤレス向けのCDMA対応iPhone 4の先行受注により、ペガトロンは上海工場の拡張と新規雇用に成功したものの、第1四半期のiPhone 4の売上はペガトロンの予想を下回り、「稼働率が50%に低下」したという。今年初め、複数の情報筋によると、同社はアップルの次期iPhone向けに「少なくとも1,000万台」の受注を獲得していたという。

1,000万台から1,500万台への台数増加は、前四半期の記録的な売上を受けて、AppleがiPhoneに強気な見通しを持っていることを反映している可能性がある。iPhoneの販売台数は2011年第1四半期に前年同期比113%増の1,865万台に達した。アナリストは、この数字は夏を通して徐々に減少するが、次世代iPhoneの発売が見込まれる中で新たな高値に達すると予想している。

アップルの注文に関する噂を受けて、ペガトロンの株価は3.1%上昇し、3週間で最大の上昇となった。

フォックスコンは伝統的にApple最大の契約製造業者だが、2010年にASUSの子会社となりスピンオフしたペガトロンは、ここ数ヶ月でiPhoneメーカーから複数の大型契約を獲得したと報じられている。報道によると、ペガトロンはAppleからのiPadやMacBookの受注獲得に積極的に取り組んでいるものの、「既存メーカーが受注を守ろうとしている」ため、まだ成功には至っていないという。台北に拠点を置くペガトロンの2010年の売上高は184億ドルで、フォックスコンの昨年の売上高593億ドルを大きく上回っている。