Apple、リリース済みソフトウェアに関するiPhone NDAを破棄

アップルは水曜日、広範囲にわたる批判に応えて、リリース済みのiPhoneソフトウェアに関する秘密保持契約（NDA）を廃止し、未リリースのソフトウェアだけを対象とする新しい契約を起草することを決定したと発表した。

「iPhone OSには、他社が私たちの成果を盗用することのないよう、保護したいアップルの発明やイノベーションが数多く含まれているため、NDAを締結しました。過去にもこのような事例がありました」と、同社はiPhone開発者向けサイトに掲載した声明で述べた。

iPhoneの技術に関する特許は数百件申請済みですが、NDAによってさらに保護レベルが強化されました。これは、iPhoneが他者に盗用されるのを防ぐための新たな手段として導入しました。

Appleはさらに、iPhoneのNDAが「開発者、著者、そしてiPhoneのさらなる成功に貢献することに関心のある他の人々に過大な負担をかけているため、リリース済みソフトウェアについてはNDAを廃止する」と認めた。

クパチーノを拠点とする同社は現在、リリースされたソフトウェアを対象とする秘密保持契約のない新たな契約書を草案中で、開発者は今月下旬に署名する必要がある。