マイキー・キャンベル
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出典: GW Today
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は日曜日、ジョージ・ワシントン大学で行われた卒業式の演説で、卒業生らに対し、自分自身の北極星に従うよう語り、「善行と好成績」のどちらかを選ぶ必要はないと語った。
20分間のスピーチを通じて、クック氏はアメリカの公民権運動、平等を求める普遍的な探求、夢を追いかけながら社会全体に貢献すること、そしてもちろんアップルについて言及した。
クック氏は熱のこもった言葉で、卒業生たちに、自身がアップルに入社した時のように、比喩的な北極星を追うようにと訴えた。クック氏はクパチーノに着任する前は、漂流していたと語っていた。プライベートと仕事は両立しないと考え、両者を区別していたのだ。
しかし、スティーブ・ジョブズとの出会いが彼の思い込みを覆した。ジョブズは、自分の人生だけでなく他人の人生を向上させることを念頭に置き、懸命に努力することで、Appleは世界を変える力を持つことができると彼に語った。公民権の熱心な支持者であったクックは、自身の道徳観の指針は、南部にとって激動の時代であった1970年代にアラバマで過ごした幼少期に大きく影響を受けていると説明した。
GW Media Relations の 2015 年 GW 卒業式 Tim Cook より。
卒業生たちについて、クック氏は、経済的な成功と道徳的義務を対立させるのは誤った選択だと述べた。「家賃を払い、食卓に食べ物を並べ、正しく、善く、公正なことを行える仕事を見つけることが課題だ」と彼は語った。
クック氏は自身の若い頃の逸話に加え、職場に個人的な信念を持ち込む例として、環境、教育、職場の平等に対するアップルの取り組みを語った。
「歴史が誰かの手に渡ることは稀だ」とクック氏は語った。「だが、もしそうなった時に何が起こるかを考え、決して忘れてはならない。それは君かもしれない。それは君であるべきだ。それは君でなければならない。」
クック氏は最後に、集まった卒業生たちの写真(iPhone で撮影)を撮り、「世界最高の景色だ」と語った。