ウェズリー・ヒリアード
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ICEBlockがApple App Storeから削除されました
物議を醸しているアプリICEBlockは、ICE職員に危害を加えるために使用されているとしてパム・ボンディ司法長官の削除要求を受け、Apple App Storeから削除された。
Appleは、通常は権威主義的な性質を持つ国々から、安全ではないと判断したアプリやサービスの削除要請に数多く対応してきた。開発者の言論の自由に対する違憲的な攻撃を受けて、米国政府は新たな戦略を選択した。
Business Insiderの報道によると、パム・ボンディ司法長官は、司法省がICEBlockアプリをApp Storeから削除するよう要求したと述べています。司法省の法的権限を考慮すると、Appleは従わざるを得ませんでした。
Business Insiderに提供された声明の中で、Appleはアプリ削除の理由として安全上のリスクを挙げた。
Appleは声明の中で、「App Storeは、アプリを見つけるための安全で信頼できる場所となるよう作られました」と述べた。「ICEBlockに関連する安全上のリスクについて法執行機関から情報を得たため、ICEBlockと類似のアプリをApp Storeから削除しました」
ICEBlockの合法性
ICEBlock には、本質的に違法性や危険性は一切ありません。道路の穴やスピード違反取締りを見つけるためのクラウドソーシングアプリと何ら変わりなく機能します。
ユーザーは、移民関税執行局(ICE)の活動が見られた可能性のある場所を地図上にマークすることで、より安全なルートを取る機会を人々に提供できます。しかし、特に探している層に当てはまる人の場合、職員とのやり取りは困難を伴う可能性があります。
しかし、ボンディ氏らは、このアプリがICE職員への攻撃を画策し、彼らを危険にさらすために利用されたと主張している。こうした行為の証拠は提示されていないものの、彼らはこの主張を固守している。
ICEBlock の開発者は、削除に反対する姿勢を示しました。
AppleのApp Reviewから、#ICEBlockが「不適切なコンテンツ」を理由にApp Storeから削除されたというメッセージが届きました。考えられるのは、トランプ政権からの圧力によるものでしょう。私たちは既に対応し、これに対抗します! #resist
— ICEBlock公式 (@iceblock.app) 2025年10月2日午後6時27分
物議を醸す一方で、Appleは事業を展開する国とその政府の法律と要求に従わざるを得ません。中国などでも同様の措置が取られており、抗議活動者のコミュニケーション手段を制限するため、AirDropの利用が制限されました。
アプリが復活するかどうかについては何も発表されていません。現政権下では復活する可能性は低いでしょう。