サム・オリバー
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ALACオーディオコーデックはAppleによって開発され、iPhone、iPad、Mac、iTunes、そしてほとんどのiPodでサポートされています。Appleは今週、macOS Forgeウェブサイトを通じて、このプロジェクトがオープンソース化されたことを発表しました。
ALAC圧縮はオーディオファイルのファイルサイズを縮小しますが、「ロスレス」という名前が示すように、圧縮されたファイルでは情報の損失は一切ありません。デコードされたALACファイルは、元の非圧縮オーディオファイルと同一です。
ALAC、FLAC (Free Lossless Audio Codec)、WavPack などのロスレス オーディオ形式は、元のファイルの約半分のスペースを占めながら、録音の元の品質を保持するため、オーディオ愛好家の間で人気があります。
Appleがオープンソース化したALACプロジェクトには、ALACエンコーダとデコーダの両方のソースコードに加え、alaconvertと呼ばれるコマンドラインユーティリティのサンプルが含まれています。これにより、ユーザーはオリジナルのCore AudioフォーマットとWAVEファイルとの間でオーディオデータの読み書きが可能になります。
ALAC ファイルは、ファイル拡張子が「.m4a」の MP4 コンテナ内に保存されます。これは、ほとんどの iTunes 購入が保存される AAC 形式で使用される拡張子と同じです。ただし、ロスレス形式である ALAC は、AAC の変種ではありません。
ALAC は、2004 年 4 月以降、Mac OS X Core Audio Framework の一部となっているほか、iTunes 4.5 や QuickTime 6.5.1 でも使用されています。このフォーマットは、Apple の AirPlay ワイヤレス ストリーミング テクノロジーにも使用されています。