フォックスコン、筐体工場でインドでのiPhone製造拠点を拡大

フォックスコン、筐体工場でインドでのiPhone製造拠点を拡大

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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インドにあるフォックスコンの製造施設の一つ -- 画像提供: フォックスコン

フォックスコンは、インドにおけるアップル向け製造事業をさらに拡大するため、同国でiPhoneの筐体を生産することを検討していると報じられている。

フォックスコンは既に2025年にインドに新工場を開設しており、これは長年にわたる事業拡大の継続と言えるでしょう。計画通りには必ずしも進んでいないものの、今後も拡大していく方針です。インドのエコノミック・タイムズによると、フォックスコンはタミル・ナードゥ州オラガダムに新たな工場を開設する予定とのことです。

フォックスコンもアップルも公式にはコメントしていないが、この件について事情を知るとされる匿名の情報筋を引用した報道によると、フォックスコンはそこでiPhoneの筐体(シャーシ)の製造を希望しているという。まず、フォックスコンはタミル・ナードゥ州オラガダムのESR工業団地に新工場の設立を検討していると報じられている。

しかし、その後、これらの情報源を引用して、計画ははるかに進んでいると述べている。

「フォックスコンはインドでの事業拡大に伴い、タミル・ナードゥ州で筐体の生産を開始する計画だ」とある情報筋は述べた。「工業団地では筐体生産ユニットの建設が始まっている。」

「これは、同じ工業団地内で開発が進んでいるディスプレイモジュール組立工場の近くにある別のユニットになる予定だ」と情報筋は続けた。

このニュースは、AppleがiPhone製造におけるインドへの依存を拡大していることを示す新たな事例であるだけでなく、Foxconnがインドで筐体を製造するのは初めてという点でも意義深い。同社はこれまで、iPhoneの筐体を中国で製造していたと推測されている。

この工業団地は、フォックスコンの主要iPhone工場があるチェンナイから約34マイル離れた107エーカーの敷地にある。

これとは別に、フォックスコンはインド政府から新たな半導体工場の建設許可も取得しました。インド北部のウッタル・プラデーシュ州に建設され、2027年までに稼働開始予定です。